Aonsiwate Blog

フライロッド・漆器製作と岩手のくらし覚書

岩手山を望む漆植栽地

2019-05-13 21:22:38 | 漆と漆器

四月の終わり、八幡平市の二か所の漆植栽地で植栽作業。

私は記録を担当しました。

 

前日は雪でしたが、当日は好天。

この植栽地からは姫神山、岩手山を望むことができます。

 

 

 

上と下の画像は八幡平市安代の植栽地。かなり大きく育ちました。

これから夏にかけて葉が出て、漆の林になります。

 

 

しかし、この鞍掛山植栽地から望む岩手山は、とてもすばらしい

 

画像提供:文化財漆協会


漆の種

2019-04-12 18:00:01 | 漆と漆器

先日、浄法寺漆産業の松沢氏とお会いした際分けていただいた袋。

 

中には、漆の種が5粒、入っている。栽培説明書も入っている。

 

 

入手した方が栽培し、発芽後大きくなるまで育て、若木になったら持ち寄って植樹しよう、という活動

すごい発想で、驚きました。

私も明日、準備してみようと思います。

 

 

上画像は自然界で落ちている漆の種。この状態では発芽しないようです。

この殻を剥くと、中から種が出てきますが、この種が蝋分で覆われています。

硫酸を使ってこの蝋分を取って(脱蝋処理)やっと発芽可能な状態になります。

自然界では、鳥がこの実を食べ、鳥の体内で脱蝋・排泄され親木より遠いところで発芽という仕組みがあるようです。

 


つらら

2019-01-11 13:56:30 | 漆と漆器

寒い日の上塗り作業。

 

上塗りは漆器塗装の最終仕上げで、温度・湿度の安定した「上塗り部屋」というクリーンルームで行います。今回は安代で作業。

 

 

久々に朱を使う(普段は黒を塗ることが多い)ので、ちょっと緊張。

 

 

この時期、この上塗り部屋の窓には大きなつららが下がるのですが、

今年は雪が少ないためかつららは小さめ。

 

 


弁柄(ベンガラ)

2018-11-06 12:17:20 | 漆と漆器

茶褐色が特徴的な「弁柄(ベンガラ)漆」

 

染料としてつかわれる弁柄(酸化鉄)と漆を混ぜたもの

隠蔽性が高く、普通だと「透ける」性質の漆が、透けない塗料になります。

朱で仕上げる時の下塗りや、溜めの下塗りとしても使います。

 

 

私は最近は黒の下塗りにも使うようになりました。5回の下塗りのうち3回、弁柄漆で塗っています。

 

 

隠蔽性が高いので、フライロッドに塗っても面白いです。薄塗りで、しっかりとした着色が可能です。

 

 

上画像、磨き上げると、赤に近いブラウンになります。

味わいのあるロッドになるのですが、塗るタイミング・ロットによって微妙に色が変わってしまいますので、

量産には向かない印象です。

 

 

上画像、渓流でたまに見かける酸化鉄。

昔の人は、これを採取して焼いて弁柄を作っていたようです。

人体にも、自然にも害のない染料と言われています。

 

 


銀座松屋「冬暮らしの楽しみ方」東京ミッドタウン「GOOD DESIGN EXHIBITION 2018」

2018-11-01 15:22:18 | 漆と漆器

銀座松屋さん7Fにて催事「冬暮らしの楽しみ方」が開催されています。

 

その中「いわてのうるし 浄法寺漆」の売場。

 

 

安比塗漆器工房・滴生舎をはじめとして多くの個人作家の作品が集まっています。

上画像の裏面にも展示があり、横にはもう一つ島があります。

ちょっと壮観です。私の定番商品あります、エキチカの漆市の参加作家も

黒をベースにした販売台と浄法寺漆の光沢は相性が良いです。

 

 

スプーンなどのカトラリーも揃います。

 

 

 

会期は11月13日まで。お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。

 


六本木東京ミッドタウンにて「2018年度グッドデザイン賞受賞展」が行われています。

 

 

屋外の大型受賞展示を含め、非常に規模の大きな展示会です。

 

 

4Fにて漆塗フライロッド展示しています!

 

会期11月4日まで。お近くにお越しの際は是非、お立ち寄りください。