四月の終わり、八幡平市の二か所の漆植栽地で植栽作業。
私は記録を担当しました。
前日は雪でしたが、当日は好天。
この植栽地からは姫神山、岩手山を望むことができます。
上と下の画像は八幡平市安代の植栽地。かなり大きく育ちました。
これから夏にかけて葉が出て、漆の林になります。
しかし、この鞍掛山植栽地から望む岩手山は、とてもすばらしい
画像提供:文化財漆協会
四月の終わり、八幡平市の二か所の漆植栽地で植栽作業。
私は記録を担当しました。
前日は雪でしたが、当日は好天。
この植栽地からは姫神山、岩手山を望むことができます。
上と下の画像は八幡平市安代の植栽地。かなり大きく育ちました。
これから夏にかけて葉が出て、漆の林になります。
しかし、この鞍掛山植栽地から望む岩手山は、とてもすばらしい
画像提供:文化財漆協会
先日、浄法寺漆産業の松沢氏とお会いした際分けていただいた袋。
中には、漆の種が5粒、入っている。栽培説明書も入っている。
入手した方が栽培し、発芽後大きくなるまで育て、若木になったら持ち寄って植樹しよう、という活動
すごい発想で、驚きました。
私も明日、準備してみようと思います。
上画像は自然界で落ちている漆の種。この状態では発芽しないようです。
この殻を剥くと、中から種が出てきますが、この種が蝋分で覆われています。
硫酸を使ってこの蝋分を取って(脱蝋処理)やっと発芽可能な状態になります。
自然界では、鳥がこの実を食べ、鳥の体内で脱蝋・排泄され親木より遠いところで発芽という仕組みがあるようです。
寒い日の上塗り作業。
上塗りは漆器塗装の最終仕上げで、温度・湿度の安定した「上塗り部屋」というクリーンルームで行います。今回は安代で作業。
久々に朱を使う(普段は黒を塗ることが多い)ので、ちょっと緊張。
この時期、この上塗り部屋の窓には大きなつららが下がるのですが、
今年は雪が少ないためかつららは小さめ。
茶褐色が特徴的な「弁柄(ベンガラ)漆」
染料としてつかわれる弁柄(酸化鉄)と漆を混ぜたもの
隠蔽性が高く、普通だと「透ける」性質の漆が、透けない塗料になります。
朱で仕上げる時の下塗りや、溜めの下塗りとしても使います。
私は最近は黒の下塗りにも使うようになりました。5回の下塗りのうち3回、弁柄漆で塗っています。
隠蔽性が高いので、フライロッドに塗っても面白いです。薄塗りで、しっかりとした着色が可能です。
上画像、磨き上げると、赤に近いブラウンになります。
味わいのあるロッドになるのですが、塗るタイミング・ロットによって微妙に色が変わってしまいますので、
量産には向かない印象です。
上画像、渓流でたまに見かける酸化鉄。
昔の人は、これを採取して焼いて弁柄を作っていたようです。
人体にも、自然にも害のない染料と言われています。
銀座松屋さん7Fにて催事「冬暮らしの楽しみ方」が開催されています。
その中「いわてのうるし 浄法寺漆」の売場。
安比塗漆器工房・滴生舎をはじめとして多くの個人作家の作品が集まっています。
上画像の裏面にも展示があり、横にはもう一つ島があります。
ちょっと壮観です。私の定番商品あります、エキチカの漆市の参加作家も
黒をベースにした販売台と浄法寺漆の光沢は相性が良いです。
スプーンなどのカトラリーも揃います。
会期は11月13日まで。お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。
六本木東京ミッドタウンにて「2018年度グッドデザイン賞受賞展」が行われています。
屋外の大型受賞展示を含め、非常に規模の大きな展示会です。
4Fにて漆塗フライロッド展示しています!
会期11月4日まで。お近くにお越しの際は是非、お立ち寄りください。