渓流のヤマメ・イワナ釣りにはシーズンがあって、3月1日(解禁日)から9月30日まで。
これは内水面漁業調整規則で定められている。
禁漁日に近づくにつれ、魚は鈍い色に変わる。
今年最後のヤマメ。秋の色合い
今年は随分と釣りに行ったなあ。
今日がすぎると、明日からは釣りのない日が始まる。
寂しいような、ほっとしたような
渓流のヤマメ・イワナ釣りにはシーズンがあって、3月1日(解禁日)から9月30日まで。
これは内水面漁業調整規則で定められている。
禁漁日に近づくにつれ、魚は鈍い色に変わる。
今年最後のヤマメ。秋の色合い
今年は随分と釣りに行ったなあ。
今日がすぎると、明日からは釣りのない日が始まる。
寂しいような、ほっとしたような
秋の渓流には、寂寥感がある。夏とは陽が違っていて、光が水で躍らない。
高揚感は少なく、キャスティングの合間に現実が差し込む。
掛かる岩魚に秋の錆び色がうかぶ。
萩原朔太郎の詩、「岩魚ー哀しきわがエレナにささぐー」。
わたしには、作者が釣りをしたのかも、作詩のバックグラウンドもちょっと不勉強だけれども、
詩中渓流の寂寥感、想いに至る経緯、この空間で触れる岩魚の存在、
なんだか手に取るようにわかる気がする。
今、「漆器の製作」と「漆器の扱い方」を動画と画像でまとめています。
あらためて製作プロセスを追ってみると・・・完成までの道のりの長さを感じます・・・
「漆器の製作」は 八幡平市漆工技術研究センター様、
「漆器の扱い方」は ピーエス IDIC/岩手県様
にご協力いただきました。
10月末に発表の場ができる予定です。またお知らせいたします。
現在試験中の朱漆を塗り磨いた釣竿。川で実際に使ってテストします。
太陽光の具合できれいな色がでたり、とても良い色という印象
使用半月ほどで、ジョイント部分に「漆塗膜の浮き」(水泡・ブリスター)が発生。
縦に伸びる珍しい現象。原因を考える。
まずは、「他の部分に発生しないか調べる」「それ以上大きくならないか調べる」ため、
気にしつつも二週間使い続ける。
他に発生する箇所なし。大きくなる傾向もなし。
水が入りこんでしまったならば、膨張収縮を繰り返し水泡は大きくなる。この線はない。
竿を塗る前の脱脂に問題があれば5回重ね塗りしたどのタイミングか調べねばならない。
少しずつ漆を剥がしていくと、一番最初に塗った黒漆が硬化しきっていない。
実はこのロッドのジョイントを製作当初は拭漆で作る予定でいたのですが、「朱漆で塗った場合のジョイントの固着度合い」を調べたくて、
途中からジョイント部分も塗装したという経緯がありました。
最初のジョイントと竿本体の塗りわけ段階でマスキングテープでマスキングしていたのですが、
このテープの糊(不乾性の粘着成分?)が少し残っていて、これを刷毛で伸ばしてしまったようです。なので縦に長い。
マスキングテープの糊と漆は相性が悪く、はじいたり、乾かなくなるといった症状がでます。
削り取って部分的に塗装して、試験は続行。並行して再度同仕上の竿を新規製作し、これも試験をしています。