Aonsiwate Blog

フライロッド・漆器製作と岩手のくらし覚書

おおまかな流れを考えて

2015-11-24 21:08:44 | 日記・日常

 

なんだかいろいろなことが目まぐるしい

 

 

深く細かく考えると滅入ってしまうので、

おおまかな流れを考えて、進めていく

 

 

慣れたことばかりだから、大概動けば解決するはず

 

 

 

 

 

もう少し頑張ろう

 

 

 

 

 

 


変化

2015-11-17 20:44:47 | 日記・日常

 

11月に入って、変化あり。

 

 

犬は大病で手術。

 

 

回復して、また散歩ができてよかった。しかし服が似合わない。

 

 

上塗りは難航。浄法寺漆の調整が難しい。漆は総合力だと実感。

 

 

自治体から勤務依頼あり。急を要する事態。

今年度いっぱい、昼間は八幡平市安代に勤務。

久しぶりの二重生活。遅れのないよう作業を進めます。

 

 

漆塗フライロッドの初ロット出発。写真がイマイチですが、またアップします。

 

 

 


ヘラ

2015-11-02 19:59:22 | 漆と漆器

漆は素手で扱うことが難しいため、ヘラを使って作業します。

漆を出したり混ぜたり片付けたり、

錆(さび・・漆で作ったパテのようなもの)を作ったり盛ったり、

必ず毎日使います。あらゆる作業に使います。両手でも使います(二刀流)。

そのため、漆の修業の最初は、このヘラを作るための

カンナの扱いや切出刀を研ぐことだったりします。

 

ヘラですが、人によって、個性が出ます。

また用途によって「硬さ」「曲がり方」を変えますので、

漆塗りはかなりの本数を持っています。

そして、使うたびに摩耗する消耗品です。

 

下画像はヒノキの「坪板」。ヒノキを特殊な割り方で割っており、年輪の入り方が平行です。

ヒノキが一般的ですが、クスやイタヤカエデで作ったこともあります。

 

 

これをカット。

 

 

カンナで慎重に削っていきます。

ヒノキのとてもよい香りがします。

 

 

形ができたら、

 

 

切出刀で仕上げます。

 

 

今回は「全体的に硬いけれど先端は柔らかいヘラ」×2、

「全体的に柔らかいヘラ」×2に調整。

 

 

上の画像はヘラの断面。釣竿のようにテーパーがついています。

いつも思うのですが、このヘラのテーパーの感じは釣竿(特にフライロッド)にそっくり。

今回はミディアムファストアクションとスローアクションのロッドを作った気分です。