モー吉の悠悠パース留学絵日記

この日記では、パースでの留学生活での出来事を中心に、心象風景を交えて、写真とエッセイにより、絵日記風に綴っています。

日本へ 7月のホリデー

2013-07-27 04:14:25 | 今日を旅する
日本へ 7月のホリデー

 我々の学校TEFEでは、2月とこの7月が、専門コースの始まる時期となっているため、それまでに二週間余りのホリデーがあります。
 このホリデーを利用して、私は日本での用事を済ませるため、7月の1日にパースを経ち、10日間ほど日本に滞在することにしました。日本は丁度梅雨の終わりの時期でしたので、まだそんなに暑くはありませんでしした。





 私はいつもどおり、朝方に中部国際空港に到着し、これもいつもどおり、空港の銭湯に立ち寄り、久方ぶりの日本の風呂に入り、ゆっくりと旅の疲れを癒し、その後は、ビールを飲みながら名古屋のきしめんを食べて,故郷の味を楽しみました。
 家に着くと、びっくりしたことには、庭に雑草が相当生い茂り、庭木の枝が大変伸びていたので、早速庭師さんに電話をして、滞在中にきれいにしてもらう事にしました。
 六ヶ月以上家を空けていたのですから、当然かも知れませんが。まだ、庭のアジサイが枯れずに咲いていたので、びっくりもし、うれしくもありました。



 その後、早速友達に連絡をし、五日の金曜日に行きつけの店であうことにしました。
 それまでに今回の用事を済ませることにしました。一つは、生活必需品をそろえること、もう一つは、11月の車検の相談をすること、その他には、眼鏡の調整をすること、歯の治療をすること、最後に新しいカメラを購入することです。
 生活必需品については、品ぞろいの多い100円ショップで細々したものを、東急ハンズでは文房具など、ユニクロでは衣類をそろえ、家にある冬物のセーターやコートをスーツケースにつめる事にしました。
 車検については、デーラーのフォルクスワーゲンデュオに赴き、いつもお世話になっているHさんに必要な書類や日程などを相談しました。彼女には、前回日本へ帰った時に、娘の車の処分の際のサイン証明の件などで大変お世話になっていました。今回も大変親切に対応してくれました。彼女は私のブログの読者で、パース好きのため、今回はパソコンを持って行きパースの写真を見せましたら、大変喜んでくれました。




 五日には、日本へ帰ったときにはいつも会っている親友たちと待ち合わせをした店に行きました。
 この店は「右近」といい、古い民家や土蔵の残る堀川沿いの四間道と呼ばれる街並の一画にある土蔵を改造した料理酒屋です。
 私は,今回は是非このあたりの風景を写真におさめたくて、一時間余り早く赴き、辺りを散策することにしました。










 右近では、前回と同じように若女将の彼女が親切にもてなしてくれました。
 お酒も同じように,私の好きな北陸の地酒「黒帯」の熱燗を飲む事にしました。この店の大女将は、私が四年間過ごした北の都にいたことがあるということで、以前話が弾んだ事がありました。





 今回は、親友の一人K君が、家の用事のため来れなくて,会えなかったことが心残りでしたが、我々は閉店まで話が盛り上がり、別れがたく、その店を後にしてから、名古屋の一番の繁華街の一つ錦三に赴き、これも名古屋の定番コーヒー店「コメダ」で話を続けた後、何とか地下鉄の最終便に間に合わせ、帰ることになりました。


 そして、今回の用事の一つ、新たなカメラを購入するために、行きつけのカメラ屋へ赴きました。
 今回購入したのは,35mmフルサイズのデジカメ「ニコンD800」です。このカメラを購入したのは、二月から始まる専門コース(フォトグラフィー)で、この10月までに六枚の課題写真の提出をすることになっていて、この課題写真には、サイズが大きいものを要求されているためです。
 結局、カメラ本体と交換レンズ三本を揃える事となりました。パースへ帰ってから、このカメラでどんな写真が撮れるか,楽しみです。
 名古屋での滞在の途中に、丁度梅雨が開け、図らずも蒸し暑い日本の夏を久しぶりに肌で感じる事になりました。久しぶりとはいえ、そのむし暑さには改めて驚きました。暑さの中、熱中症で病院に搬送される人が千人にも及びました。
 そんな暑さもあって、今回は是非名古屋の「ひつまぶし」を食べたいと思い、熱田神宮の横の「蓬莱軒」へ赴きましたが、たまたまその日が休みの日でしたので、私は、どうしても食べたく、蓬莱軒が入っている百貨店の「松坂屋」まで赴き、念願の「ひつまぶし」を味わいました。



 そして、最後には、私の実家のある豊田に赴き、昨年他界した母のお墓をお参りました。
 実家では兄弟姉妹が暖かく迎えてくれ、故郷の味と温もりを感じ、うれしい限りでした。
 また、久しぶりに私が育ったその地を車でまわり、懐かしい風景を確認し、心おきなく日本を離れることとなりました。










ランチタイムのひととき

2013-07-22 18:55:12 | 今日を旅する
ランチタイムのひととき 6月14日

 新しいクラスメイトとも一月ほど勉強をともにして親しくなったこともあって、シティの街に出て初めてランチタイムをもつことになりました。
 メンバーは、金曜日のESP(アカデミックコースの特別クラス編成のもの)クラスの仲良し三人娘と場違いなoldboyの私を含めた四人でした。
 これは、写真好きな乙女モーリシャスのShahenaの発案から実現した次第です。彼女の他には、インドネシア人のMita、日本人のAkemiさんです。
 我々の学校TEFEはシティに近いため、歩いて五分ほどで駅前のレストランに行く事ができます。今日は駅前の広場に面したワールドチェーンストァー「ケンタッキーフライドチキン」でランチすることになりました。



 ランチタイムは45分のため、ランチは早々に済ませ、広場のモニュメント「Grow Your Own」の前で写真を撮る事にしました。
 私はこのモニュメントに、どこか聖書にでてくるエデンの園にあったとされる命の木を連想し、その下を潜り抜ける若者のカップルを見ると、現在のアダムとイブを連想することは、以前にもブログで紹介したことがあります。
 今日は、うら若き三人のイブと年老いたアダムがこの下をくぐる事となりました。今このエデンの園での楽しいひとときを過ごしたアダムとイブたちは、残念ながら45分余りで追放される運命にありました。










 モニュメントを後にした我々は、帰りの道すがらあちこちで写真を撮りながら楽しんでいたため、帰還の時間をオバーしてしまいました。私たちは、恐る恐る教室へもどりましたが、温厚な女性TeacherのSamは、マリアのごとく心優しく、我々を迎え入れてくれました。