モー吉の悠悠パース留学絵日記

この日記では、パースでの留学生活での出来事を中心に、心象風景を交えて、写真とエッセイにより、絵日記風に綴っています。

作品づくり1 Semester1の後期

2015-06-29 22:00:43 | 今日を旅する
作品づくり1 Semester1の後期
 コマーシャルフォト、Weddingなど

 Semester1の後期(4~6月)にも沢山の課題があり、その作品づくりに苦労し、大変なこともありましたが、終わってみれば、楽しい思い出でもあります。

 それらの課題をあげてみると、
 1ロケーションプロダクト
 2Wedding
 3Family
 4メガネショップのコマーシャル
 5ツーリズムのコマーシャル
 6高層住宅
 7フォトショップによる写真製作
 8マクロ
 9ビデオ作品
 10ウェブサイトづくり
 11コンテストへの応募
などです。

1ロケーションプロダクト
 これは、市販の製品をロケーションのなかにおいて、コマーシャルフォトをとるものです。スポットフラッシュなどを使う必要もあります。

 私は家にあるネスプレッソの珈琲沸かし器をベランダでとりました。
 学校からフラッシュを借りて、撮影することにしました。この撮影では、中庭の自然光をうまく使う必要もあります。



2Wedding 写真
 この課題では、Weddingの数枚の写真を、A4の一枚のシートにデザインするものです。
 私は、近くの公園Quees GardenでのWeddingに、侵入して写真を撮らしてもらい、何とか創り上げました。実際のWedding に遭遇するのはなかなか難しいこともあって、課題としては、カップルでも何でもよいことになりました。


3Family写真
 この課題も、若いひとにとっては難しい面もあり、先生の計らいで、最後の週に生徒でそれぞれのグループを創って、ファミリーのテーマを決め、グループ写真を撮ることになりました。 
 我々のグループは「カントリー」をテーマに、撮ることとしました。

my group カントリー

another group

 私は個人的にも、以前に家族写真を頼まれた名取ファミリーの家族写真をデザインして、名取一家にプレゼントしました。


名取一家

4メガネショップのコマーシャル写真
 これは、"Eye One"というメガネショップがオープンすると言う設定で、その広告写真をつくるものでした。
 この写真には、一人のHeroをモデルとする必要がありました。
 そこで、私は英語学校で一緒になったことのある、モーリシャス出身のCに、頼むことにしました。彼は、同じTEFEで、グラフィックデザインを勉強しており、そのコースは向かえのビルにありましたので、たびたび見かけていましたからです。
 彼は、私の依頼を心良く承諾し、協力してくれましたので、学校のスタジオで写真を撮ることになりました。


5ツーリズムのコマーシャル写真
 この撮影でも、モデルが必要でしたので、彼に頼むことにしました。
 この課題では、まずスタジオでグリーンスクリーンをバックにして、モデル撮影します。もう一つは、ツーリズムのコマーシャルのためのパースのパノラマ写真を作り上げます。次の段階で、そのパノラマ写真にその人物写真を配置して、本当にその場所で撮った写真のようにみせるものです。
 従って光線の方向と人物の影をマッチさせ、本物らしく創り上げる必要があります。

 そのため、私は三回(午前、午後、夕方)South Perthへ赴き、パノラマ用の写真を撮りました。South Perthはシティーの対岸に位置し、高層ビル群がきれいな姿を見せるビューPointになっています。シティーからはフェリーで五分もかからず、また、2ドルでいけます。


6高層住宅写真
 これは、高層住宅を紹介するプロモーション写真です。
 全体写真と、印象的な形、そしてエントランスの三枚の写真としてまとめ、紹介するものです。これは自然光をうまく使って写真を撮る必要があります。



7フォトショップによる写真製作
 これは、Photoshopの写真加工技術を使って、イラスト的な写真を創り上げるものです。
 私は以前から挑戦していたHDR写真を創り上げることにしました。 HDR写真は数枚の露出の違う写真を合成するため、幅の広い露出のダイナミックな写真表現が可能になります。
 私は5枚の露出の違う写真を一枚に合成してつくりあげました。






8マクロ写真
 これは、一番難しい課題でした。
 これは、二分の一倍の写真から四倍の写真までの、5枚のマクロ・クローズアップ写真をとるものです。
 二倍以上になると市販のレンズでは撮れないので、Extension tubeやBellows(蛇腹)を取り付ける必要があります。それは、マニュアルのレンズに取り付け、すべてマニュアル操作になります。そして、カメラをしっかりしたスタンドに取り付け、ミラーアップして、レリーズを使ってぶれないようにして、バルブシャッターで撮る必要があります。照明も工夫したものを使う必要があります。

ネクタイピン

小粒の石

 9以降 Next continues  





二人の友との別れ 2015 Semwster1の終了

2015-06-27 02:00:36 | 今日を旅する
二人の友との別れ 2015 Semester1の終了

 今、パースは季節の変わり目のストームも終わり、本格的な冬の到来を迎えています。
 先日までは、朝晩でも10℃以上はあったのですが、昨日あたりから、5℃まで下がってい
ます。
 アパートメントの中庭や玄関の落葉樹もほとんど散り、日中の空気も冷たさを増してい
ます。それでも,日中の日射しはきついので,気温は20℃を超すこともあります。
 オージーと我々では体感温度が違うのか、まだ半袖でシティーを歩いているオージーをよく見かけます。



 今週、Semester1(2015年前期)も終わり、金曜日にはSemester2のクラス編成とタイムテーブルも決まりました。私も何とかすべての科目をクリアーすることができ、次に進むことができました。
 大変残念なことに、1年半、クラスをともにしてきた、ロシア女性のAとコロンビア女性のJがコースを終わることになりました。Aは夫の仕事の関係で、中東のドバイへ、Jは本国へ戻るようです。



 そのため、次の水曜日には、学校の近くの韓国焼き肉BBQの店で、お別れのディナーに集まるこことなりました。
 いつもどおり、集合時間に集まらないのが、ここの常識で、7時30分の集合時間には、私とAとオージーの大男Jの三人だけでしたが、最終的には10人余りが集まり、大いに盛り上がり、別れを惜しみました。





 私は、AとJの、今までにモデルなどとして撮っていた写真を、我々クラスの授業風景とともにそれぞれアルバムとして創り上げ、贈りました。
 彼女たちは大変喜んでくれ、何度もハグをされ、恥ずかしくもあり、またうれしくも思いながらも、これで彼女達ともお別れかと思うと、さみしさもこみ上げてきました。


 しかし、いつもながら、明るさをふりまいてくれる天使のような笑い顔のオージー娘Lのお陰で、みんな楽しいひと時を過ごし、AとJを楽しく送ることができました。













 店の玄関前で、我々は別れを惜しみながら互いにハグをし、いつの日か再会することを誓いながら、私は家路へ向かいました。
 思えば、最初、留学生は6名いましたが、今回の二人の卒業により、すでに本国へ去っていったベルギー人Sさんを含めると、私は、三人の留学仲間を失うこととなりました。
 店の向こうには、その三人とともに写真を撮ったTEFEの学舎が、夜のとばりのなかにぼんやりと浮かんでいました。