モー吉の悠悠パース留学絵日記

この日記では、パースでの留学生活での出来事を中心に、心象風景を交えて、写真とエッセイにより、絵日記風に綴っています。

英語学校の卒業式

2019-02-21 20:30:57 | 今日を旅する
英語学校 Milnerの卒業式

 英語学校Milnerは、英国公認の英語学校で、ロンドン近郊のウィンブルドンに本拠を置いています。
 ここパースにもその学校があり、市内の交通の便の良い場所に位置し、アパートメントからバスで5分ちょっとで行くことができます。娘もそこに一時期通っていたこともあって、妻も去年、その学校に入り、先日、その上級クラスを卒業することになり、2月14日に卒業式がありました。

 この学校は、家族経営のアットホームな雰囲気の私立学校で、そんなに大きな学校ではありませんが、イギリス式のカフェとガーデンを備えた良い雰囲気の学校です。それで、妻は、もう一年この学校で勉強するため、その上のクラスへまた入学する予定です。









 私は、妻に写真を頼まれていたので、その日の最後の授業の行われる教室のある四階のロビーで待ち合わせていました。ロビーには卓球台が置かれており、そこでくつろぐことができるようになっています。
 先生に予め頼んでいたようで、そのL先生が生徒を引率して、ロビーに整列してくれたので、写真撮影もスムーズに行きました。今日参加している生徒は16名で、色んな国の人たちがおり、私も、5年ほど前の英語学校の頃を、懐かしく思い出していました。
 
 L先生は、とても感じの良いイギリス女性で、妻も親しくしてもらっているとのことで、集合写真の後、妻とハグをして別れを惜しんでいたようでしたので、二人の記念写真を撮ることにしました。
 そのお礼のつもりで、別れ際に私のポストカードの写真をプレゼントしたら、大変喜んでくれました。




 クラスの集合写真の後、卒業セレモニーのある二階のロビーに行きました。
 このMilner では、卒業生がいると、必ずお祝いのセレモニーをしてくれます。
 卒業証書は、校長先生から直接手渡され、その後、校長の息子さんから、記念のコアラのぬいぐるみがプレゼントされます。その際、フォトタイムが取られ、生徒はそれぞれ写真撮影することができます。それも、個人経営の学校の宣伝の一環だとは思いますが。
 我が家には、すでにこのコアラが三匹います。
 この日は、卒業生が、数人いたので、楽しく、華やかな雰囲気で行われていました。











 ロビー横の事務室の入り口からは、校長の執務姿も見ることができます。また、校長の奥さんも、この事務室で働いているとのことです。とにかくアットホームな雰囲気の学校でした。
 その後、写真撮影のお礼と言って、妻がランチをおごってくれるというので、下のカフェに行くことにしました。妻は、弁当を持ってきており、午後の授業もあるので、そこで別れ、私はゆっくりとランチを楽しむことにしました。
 そして、ランチの後、学校の中を見て回ることにしました。







 この日は、カメラを持っていることもあって、久しぶりにシティーの街のスナップを撮ろうと、街へ出ました。街では、バレンタインの日とあってか、陽気なオージーカップルから写真を頼まれました。







 また、久しぶりのタウンホールは、強烈な日射しを浴びて、存在感をました姿をしていましたので、モノクロで撮影することにしました。
 パースには、もう5年以上住んでいることもあり、また、"パースのグラフィティー"という写真集を創った経験もあったので、このパースの街については、よく知っていると自負していますが、同じ日が決して無いように、同じ写真も決して無いものだと、あらためて感じました。




















Graduation-大学卒業式

2019-02-17 23:56:23 | 今日を旅する
Curtin University の卒業式

 娘の卒業式に出席するため、一月の末にパースに戻りました。
 ここオーストラリアの大学の卒業式は、盛大に行われ、家族、友人が出席するのが普通となっています。
 また、真夏の卒業式ということもあってか、涼しくなる夕方から始まり、屋外のガーデンで開放的な雰囲気の中で行われています。また、イギリス式の角帽とマント着用のため、前日までに学校でお金を出して購入することになっています。
 Curtin Universityは、アパートメンからバスで20分ほどの郊外にあり、緑豊かな広いキャンバスをもつ大学です。午後6時すぎにキャンバスに着くと、すでに多くの人がきており、卒業式の行われるガーデンへ続く中庭では、カップルなどが記念撮影をしていました。









 すると、背後から私の名前を呼ぶ声がしたので、振り返ってみると、そこには、英語学校で一緒だった中国人少女のMandyの笑顔がありました。彼女は、当時は、16,7の可愛い少女でしたが、20をすぎた今では、一人前の美人に成長していました。すでに結婚していて、夫を紹介してくれました。
 私も、家族を紹介しましたが、その時は時間もなく、また、会場では彼女を見かけることはなかったので、今の彼女の写真を撮り忘れたのが、大変心残りでした。
 彼女とは、英語学校の折、彼女の家族のパスポート写真のため、カメラ屋へ案内したことがあって、卒業の時にそのお礼と言って、ハンカチをプレゼントしてくれた嬉しい思い出がありました。




 会場には、すでにたくさんの卒業生と家族友人で一杯になっていました。式が始まる6時半になっても、まだ日は明るく、空には夕陽に照らされた雲が綺麗な姿で皆を歓迎してくれているようでした。








 会場は広いため、家族席からは、壇上の式の模様ははっきりと大きくみることはできません。そのため、映像を壇上の二つの大きなスクリーンに映し出し、式の模様がわかるように配慮をしてくれています。席を立って、近くで写真を取ることも禁止されていますので、スクリーン上の映像を写すより仕方ありません。卒業生への賞状授与の模様は、一人一人記録されており、卒業生は、希望すれば後で買うことができるようになっています。








 卒業証書授与式が終わると、お祝いのセレモニーがあり、エンタテイナーによる歌と、最後には盛大な花火の打ち上げによって式は最高の盛り上がりで、終わりました。











 式の後、ガーデンパーテイーを楽しむことができ、用意されたスパークリングワインと軽食を食べながら、思い思いに楽しむことができます。建物の壁面には、映像が映し出され、雰囲気を盛り上げています。Galleryでは、記念撮影をするためのスタジオが用意されていますが、それは有料となっていました。我々は、ワインを楽しんだ後、記念に買ったコアラのぬいぐるみと一緒にガーデンで記念撮影をしました。








 ショツプの横には、学校が撮影した卒業生一人一人の写真が並べられていましたので、記念にそれ写真を買いましたが、スタジオでの撮影は、たくさんの人が行列を作っていましたので、諦めることにしました。
 すでに時間は、9時半を回っていましたので、学校を後にすることにしました。
 こちらの大学の卒業は、課題であるアサイメントの論文や、ビデオの提出などがあって、かなりハードルが高いと聞いていましたが、実際その通りで、娘の勉強したアカウント、日本で言えば、会計学の分野での卒業生はわずかでした。全体でも、そのようなのか、卒業生の紹介のときは、家族や友人などの大きな歓声があがり、祝福していました。