ウォーキングしていると道端には「マメグンバイナズナ(豆軍配薺)」が目立ちます。
冬の間からあれほど蔓延っていたナズナは茶色い茎だけがひっそりと残っているだけなのに、それに変わって今はマメグンバイナズナ」が頑張っています。
春先には1本の茎がまっすぐに伸びていて、細々とした株だったのですが、今では枝があちこちに分かれ、大きな株となって生い茂るほどになっています。
花も咲いていますが、同時にタネもできています。
ナズナと一緒ですね。
でも、タネの形に違いを見つけました。
マメグンバイナズナ----丸っこくて薄い円盤形の実、先が僅かにへこんでいる
ナズナ----平べったい三角形の実
マメグンバイナズナ
北アメリカ原産のアブラナ科の植物で、道端や空き地などに自生しています。
ナズナに似ていますが、果実が軍配型でなく、丸くなっているのが特徴です。
名前は、果実が相撲で使う軍配に似ていてることが由来で、明治末期ごろに神戸で確認され、その後日本全土に広がり、帰化状態になっているようです。
グンバイナズナに似ていますが、マメグンバイナズナはその小型版です。
実の大きさは、マメグンバイナズナが3㎜ほどなのに対してグンバイナズナは3倍の10~15㎜ほどあります。
学名:Lepidium virginicum
英名:Virginia pepperweed
別名:コウベナズナ、セイヨウグンバイナズナ
科名・属名:アブラナ科 マメグンバイナズナ属
原産地:北アメリカ