寒い雪の中でも花が咲く「ニホンスイセン(日本水仙)」、別名では雪中花と呼ばれています。
この時期はあちこちで咲いているのを見かけます。
ウォーキング中に見つけた色々なニホンスイセンとその近縁種です。
一重咲きの花。
花びらが白、副花冠が黄色の一番ポピュラーな品種。
花びらが白で細長く、副花冠が黄色い品種。
花びらが白で細長く、副花冠が黄色くて房が大きい品種。
花びらと副花冠の両方とも白い品種。
八重咲きの花
八重咲品種は全体にごちゃごちゃしていて、どうなっているのか分かりません。
基本のニホンスイセンに混じって、変わっている花はすべて突然変異なのでしょうか?
花びらが黄色の品種。
この種類には『キブサスイセン(黄房水仙)』と名前が付いています。
ニホンスイセンの近縁種なのですが、厳密には別の種類として分類されているようです。
花びらが黄色、副花冠も同じように黄色の品種。
花びらが黄色、副花冠がオレンジ色の品種。
花びらが黄色の品種。
これもキブサスイセンの一種なのでしょうか?
ニホンスイセン
ニホンスイセンはヒガンバナ科・スイセン属の耐寒性多年草(球根植物)。
名前に日本とありますが、原産地は地中海沿岸で、古くに中国を経由し、渡来したといわれています。
本州の関東地方以西、四国、九州の海岸に野生化していることから、日本水仙(ニホンスイセン・ニホンズイセン)の名前で呼ばれます。
花期は、12月~2月頃。
花は3~4センチ程の小輪、花びらは白で副花冠は黄色のカップ型、房咲きが特徴です。
葉は緑色、細長く線形で、やや厚みがあります。
名前の由来は、漢名の水仙の音読みで、仙人は天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙という中国の古典に由来し、水辺で咲く姿を仙人にたとえて名づけられました。(季節のお茶花・山野草より)
学名:Narcissus tazetta var. chinensis
英名:Chinese sacred lily、Japanese daffodils
別名:セッチュウカ(雪中花)、ガカク(雅客)
科名・属名:ヒガンバナ科 スイセン属
原産地:イベリア半島、地中海沿岸