WASEDA CLUB ボクシング教室日記

早稲田大学内で行われています子供ボクシング教室の様子をお伝えします

6月29日

2014-07-04 18:22:57 | 日記
さて、みなさんお待ちかねのマス・スパーの日です!

そして今回体験に2人の方がいらしてくださいました
総合格闘技経験者の男性とフランス式キックボクシング経験者の女性です

当初は学生T君に体験者コース担当してもらうだけのつもりでいたのですが
お二人ともかなり上手いです
と、T君が言うので(ちなみにT君は高校時代からボクシングをやっていてリーグ戦にも出場するかなり上手い選手です
では、男性はSさんと、女性は学生Yちゃんとやってもらおう、となりました

うん、お二人ともかなり良い
経験してきた競技特有の癖はあるのですが、やはり格闘技、センスが良いのでしょうね

余談ですが、この組み合わせ、ちゃんと考えての選出なんです
・・・この組み合わせに限らなくて、練習生同士のも勿論ですが

マスができない人って、いるんですよね
まぁ、大体上手くなってきて、相手と差があると寸止めとか、軽く当てるだけとか、できるようになるのですが
上級者でもできない人はいます

なんでしょうね、
ちょっと考えてみたのですが
技術的な事で言えば、恐らく『止める力』が弱いのかしら?とか考えてみました

パンチは打つ(拳を前に出す)と引く(構えの位置に戻る)が両方大事です
そして気を付けなければいけないのは打った反対側の止めです
つまり何が言いたいのかといえば
ストレートを打ったとき、身体が前のめりになってしまう
フックを撃った打ち終わりが身体の方向が違う方を向いている、もしくは振りぬきすぎて腕が首に巻きつくようになってしまう

どうでしょう?打つ、というより振る・・・いわゆる振り回す、ですね
これはある意味、力をコントロールできてない、とも言えます

ミットを撃つ時に『このミット面より拳一個奥へ打つつもりで』とご指導される方もいます
それは伸びやかさが欲しいからの表現なんだと思います

キタムラの意見としましては着打点とでも言えばいいのでしょうか、当たる目標地点はきちんと定めた方がいいのではないかと思うのです
シャドーでもバックでもミットでも
当たった時にギュッと拳を握ってください
これは私が教えている時には言うようにしています
特にシャドーでは、打点を定めないとこれはできないのではないかと思うのです

そして、打点で拳をギュッと握る事で、ヨーヨーが巻き戻るように
素早い引きが生まれると・・・もちろん、そのほか諸々色んな要素が必要なのは言うまでもありませんが

という訳で、練習では拳を握るタイミングについてもちょっとだけ考えてみてください
・・・って、結局マスができない人についての話はどこかに行ってしまいました