6月6日 パルコ劇場
「エアコンな夜」 作:横田理恵 出演:鈴木浩介 & 西田尚美
「ピアノ♪レッスン」 作:後藤法子 出演:勝村政信 & 高岡早紀
「しゃぼん」 作:藤本有紀 出演:松重 豊 & ともさかりえ
上演時間30分のラブストーリーの3本立て
どれも、あて書き?と思うほど、役と俳優がマッチしてました。
「エアコンな夜」 締め切り明けの漫画家(西田尚美)の元にやってきたエアコンの修理人(鈴木浩介)は、大学時代の友人の元彼だった。
「ひとりで生きている」と強がってみせても、男の娘に自分を重ねて「ひとりで大丈夫だなんて、無理しているに決まってるじゃない!ホントは、淋しくて心細くてどうしよもないのよ」と本音をぶつけるシーンが印象的でした。
「ピアノ♪レッスン」 高架下にあるピアノ教室に隣のスナックのホステス(高岡早紀)が体験レッスンにやってくる。弾きたい曲があるといった曲は、男(勝村政信)の元彼女の好きな曲だった。女は、二股かけられていた男の結婚式でこの曲を弾くつもりだったが…。
高岡早紀がかわいかった。ラストで、思わず涙がこぼれてしまいました
「しゃぼん」 この話だけは、初恋を相手をず~っと思い続けていた女の子の気持ち。松重豊の床屋のしぐさが自然でした。
観終わった後は、なんとなく心が優しくなったような気がしました。
30分って短いようですが、ストーリーがよく練られているので、すごく濃密な感じがしました。
終演後のロビーで、小池栄子を見かけました。
帽子を目深にかぶっていて、かえって目立ってました。