はにわ会のメンバーと共にAmazon Primeにて字幕版をレンタルして鑑賞。
監督:ローレンス・カスダン
脚本:フランク・ガラティ、ローレンス・カスダン
原作:アン・タイラー
製作:チャールズ・オークン、マイケル・グリロ、ローレンス・カスダン
製作総指揮:フィリス・カーライル、ジョン・マルコヴィッチ
出演:ウィリアム・ハート、ジーナ・デイヴィス、キャスリーン・ターナー
音楽:ジョン・ウィリアムズ
配給:ワーナー・ブラザーズ
上映時間:121分
製作国:アメリカ
いそのさんが最新の埋物の庭
にて書いた記事のタイトルの元ネタの元ネタである。
感動系ヒューマンドラマと思わせておきながら、登場人物たちがなかなかの屑揃いで笑った。
監督は『帝国の逆襲』でお馴染みのローレンス・カスダンということで良作に違いないと思ったが、なかなか都合よく話が進むものだ。
主人公は旅行ガイドのライターで、タイトルは彼が執筆しているシリーズを指す。
人気シリーズのようでかなり金を稼いでそうだが、一年前に一人息子が銃撃事件に巻き込まれて亡くなって以降、夫婦関係は険悪に。
とうとう別れを妻から切り出される始末。
傷心に浸っている時、飼い犬の預け先の動物病院の女が距離を唐突に詰めてくる超積極的な変な性格で、戸惑いながらも惹かれていく。
みたいなストーリー。
詳しくはこちらのブログで。
主人公が片足を折る経緯に無理があって笑った。どうしても実家に泊めないと話が進まないからね。
まともそうな主人公の家族は全員引きこもりみたいな家族。
なんで編集者は妹を好きになったんだろ。
一緒に観てた島鉄くんが「取引先が妹と付き合ってるて最悪やな」と呟いていたが、本当にそう思う。
私も優柔不断なので、主人公の優柔不断さには共感するのだが、
「一緒に寝ない」と宣言した10秒後に「抱いていい?」はないだろう。
そして、久々に再会した妻ともヤることだけヤって、結局別れるという。
「大切なのはどれだけ人を愛してるかではなく、誰に必要とされているか」だという。
自分には変人のミリュエルが必要だ。
そこで妻と抱き合うのはおかしいだろう、「そんな予感してたわ」じゃねーよ!よくこれで作品賞ノミネートされたな。流石に脚本賞はなかったか。
子供目線で観ると、主人公のメイコンは一度アレクサンダーを育てる気満々でいながら、平気で妻のもとに戻っているため、まじで屑野郎である。
最終的にメイコンが主体性を獲得して終わる。
屑が屑でなくなった瞬間である。
屑の私にとっては良作だったよ。
犯人のせいで家庭崩壊されてしまったように思えるメイコンだが、
これをきっかけに主体性を獲得することができたのだ。
もう旅行ガイドを書くこともないのだろうか。
少なくとも今のシリーズは続けないのかもしれない。
アレルギー三昧のアレクサンダーが虐められているシーンで犬を放つシーン、まさかと思ってびびった。犬に友人襲わせてたら最悪やな。
いやー、原作あるとはいえ、ローレンスカスダンなかなかじゃないか。
いそのさんのおかげで、良いものを観れた、感謝。