西田稔の爺(時事)評論

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ラピダス北海道の先端半導体プロジェクト、大丈夫?

2023-12-26 17:47:59 | 政治・経済
ラピダスはアメリカのIBM社と協力して線幅2ナノの超先端半導体を開発し、小規模で共同生産するという事業を北海道で開始する。その技術はIBMの基本技術を利用して、その製造技術をこれから開発するという計画である。日本政府は、このプロジェクトに巨額の補助金を支援する予定である。
しかし、台湾のTSMC社や韓国のサメスン社との開発競争に勝てるかどうか心もとないし、かりに開発に成功しても彼らの大規模生産戦略に圧倒されてしまう可能性が大きい。
ラピダスのプロジェクトが、先端半導体の競争に立ち遅れたIBM社の失地回復作戦のためのリスク分散戦術として使い捨てされないかどうか用心する必要があろう。そのため、小規模生産される高コストの製品を必ずIBM社が全量、継続的に買い取るという明確な契約がなければならない。

核融合発電の新組織、本気か?

2023-12-26 17:24:14 | 政治・経済
12月26日の日経新聞によれば、政府は来春に核融合発電の実用化をめざす産官学の連携組織を立ち上げるという。50社ほどが参加するらしい。
核融合発電はエネルギー源を海外に依存する日本にとってぜひとも実現したい国産エネルギーとなる。
これを実現するためには、全身全霊をこめて技術開発に打ち込む100人、200人の科学者・技術者のチームが必要だし、安定した持続的な資金供給が欠かせない。そのうえで、5年内に実験炉、10年内に小型実用炉の運転を達成するというくらいの明確な目標設定と工程表を作成することが必要であろう。それくらいでなければ世界をリードする開発は進められない。
政府が予定しているような緩い連携組織では、参加者たちは取り残されないよう、取りあえず手を挙げて保険をかけておくという程度の取り組みにしかならないだろう。 いつものことだけどね。