新型コロナウイルスに一定程度の有効性をもつとみられているアビガン錠剤の薬事承認(一般使用の解禁)が5月中にも実現するかと期待していた。しかし、厚労省の設置した「第三者委員会」というものが出てきて、アビガンの有効性は確認(検証)できなかったという報告をおこない、これに基づいて加藤厚労大臣は6月以降もアビガンの臨床試験および治験を続けると発表した。すなわち、新型コロナウイルスの治療薬としてアビガンを早期に承認することを否定した。
前期の「第三者委員会」が厚労省の医務官僚集団によって人選・任用されたものであることは容易に推量できる。したがって、この委員会の結論が厚労省医務官僚の主張をサポートするものになることも容易に推定できる。たとえ緊急事態であろうと、医務官僚集団は自分たちが定めた規則から外れることを絶対に認めたくないのである。
医務官僚たちは、安倍内閣に対する国民世論の支持率が低下し、総理の足元が揺らぎはじめたのを見てとって、アビガンの早期(5月中)承認の提案を断固として却下したというわけである。医務官僚たちが組織した抵抗勢力は「第三者委員会」だけではない。与党、野党を問わず医療系の国会議員たち、医師会あるいは医系学会その他の中に彼らと気脈を通じる同窓生たちが大勢いることは想像に難くない。
しかし、他方には、ノーベル医学賞を受賞した山中伸弥教授のように、アビガンの早期承認に賛成する方々もある。
(以下、次回に)
前期の「第三者委員会」が厚労省の医務官僚集団によって人選・任用されたものであることは容易に推量できる。したがって、この委員会の結論が厚労省医務官僚の主張をサポートするものになることも容易に推定できる。たとえ緊急事態であろうと、医務官僚集団は自分たちが定めた規則から外れることを絶対に認めたくないのである。
医務官僚たちは、安倍内閣に対する国民世論の支持率が低下し、総理の足元が揺らぎはじめたのを見てとって、アビガンの早期(5月中)承認の提案を断固として却下したというわけである。医務官僚たちが組織した抵抗勢力は「第三者委員会」だけではない。与党、野党を問わず医療系の国会議員たち、医師会あるいは医系学会その他の中に彼らと気脈を通じる同窓生たちが大勢いることは想像に難くない。
しかし、他方には、ノーベル医学賞を受賞した山中伸弥教授のように、アビガンの早期承認に賛成する方々もある。
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