国立感染症研究所の葛西真治・昆虫医科学部長らは東南アジアで、殺虫剤が効かない蚊が増えていることを明らかにした。デング熱などを媒介するネッタイシマカについて、殺虫剤への耐性を強める遺伝子の変異を新たに発見した。ベトナムやカンボジアでは8割以上の蚊がこの変異を持っていた。蚊の防除方法の見直しとともに、耐性を持つ蚊の分布拡大への警戒が必要となる。
マレーシア警察は5日までに、首都クアラルンプール近郊で6月に起きた爆弾事件について、シリアにいる過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」のマレーシア人戦闘員、ムハンマド・ワンディ・モハメド容疑者の命令で実行されたと断定した。マレーシアでISISが絡むテロが実行されたのは初めて。
マレーシア警察当局は24日、国内の複数の場所でテロを計画していたとして、イスラム過激派組織「イスラム国」の支持者とみられる26~50歳の男7人を拘束したと発表した。
「イスラム国」は、14日にテロを起こしたインドネシアに続き、イスラム教徒が多数派を占めるマレーシアへの進出を本格化させつつあるとみられる。東南アジア各国にテロが拡大する懸念が高まっている。
「イスラム国」は、14日にテロを起こしたインドネシアに続き、イスラム教徒が多数派を占めるマレーシアへの進出を本格化させつつあるとみられる。東南アジア各国にテロが拡大する懸念が高まっている。
マレーシアからの報道によると、同国ボルネオ島北部で5日午前7時15分ごろ(日本時間同8時15分ごろ)、マグニチュード6.0の地震があり、震源に近いキナバル山(4095メートル)を登山中の女性1人が死亡したほか、落石などのため約160人が下山できずに取り残された。当局はヘリコプターで下山支援を行う方針だが、天候が悪く難航している。
マレーシア北西部ランカウイ島の警察当局は、ミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャ族とバングラデシュからの難民1000人以上が到着したと発表した。10日にはインドネシアの沖合で漂流していた数百人が救助されたばかり。