国際通貨基金(IMF)は14日発表した最新の世界経済見通しで、2020年の世界全体の成長率を前年比3・0%減として、1月の予測(3・3%増)から大幅に引き下げた。新型コロナウイルスの感染拡大で、世界経済は1920~30年代の大恐慌以来最悪の同時不況に直面している。
新型コロナウイルスの世界の感染者が日本時間の3日、100万人を超え、103万3千人余りに達した。感染は181の国・地域に広がり、死者は5万4千人余りに増えた。日本の感染者は3800人を超え、死者は88人となった。米ジョンズ・ホプキンス大学などがまとめた。昨年12月に中国で初の発症者が確認されて以来、およそ4カ月で感染はアジアから欧州、米州などに飛び火。感染者は3月27日に50万人に達してからわずか1週間で倍増した。
アントニオ・グテーレス国連事務総長は3月31日、新型コロナウイルスのアウトブレイク(大流行)について、世界にとって第2次世界大戦以来の「最大の試練」だと警告した。