2012年前半、100年に一度の洪水に見舞われたイギリスとアイルランドは、15億2000万ドル(約1500億円)のダメージを被った。記録的な高温だったロシアのシベリアでは6月に森林火災が発生し、約30万平方キロの針葉樹林が焼失。夏にはハリケーン「サンディ」が7カ国に上陸、死者数百人、推定被害額は750億ドル(約7.5兆円)に上った。そして先週、アメリカ、オクラホマ州の小さな町に最高規模の巨大竜巻が襲来、24人が犠牲となった。
このような自然災害は単発でも大変な被害となるが、日常化しているのがオーストラリア。
「ラッキー・カントリー」と称されるほど、穏やかな気候や豊かな自然に恵まれたオーストラリアだが、ここ数年は異常気象が急増、今年も壊滅的な事象が続いている。
オブザーバトリー・ヒルの上に立つ荒削りの砂岩の建物、シドニー天文台は1858年以来、シドニー港を見守っている。ガス灯第一号の設置から、新たなランドマーク、シドニー・オペラハウスやハーバーブリッジの建設まで、あらゆる出来事に立ち会ってきた。
2013年1月18日午後2時55分、天文台の気象観測装置に新記録が刻まれた。最高気温45.8度、シドニー史上一番の暑さだ。
国内ほぼ全域で猛暑が続き、「観測史上最も暑い夏」、「観測史上最も暑い連続7日間」など、暑さや洪水に関する記録が90日間で123件も更新された。
このような自然災害は単発でも大変な被害となるが、日常化しているのがオーストラリア。
「ラッキー・カントリー」と称されるほど、穏やかな気候や豊かな自然に恵まれたオーストラリアだが、ここ数年は異常気象が急増、今年も壊滅的な事象が続いている。
オブザーバトリー・ヒルの上に立つ荒削りの砂岩の建物、シドニー天文台は1858年以来、シドニー港を見守っている。ガス灯第一号の設置から、新たなランドマーク、シドニー・オペラハウスやハーバーブリッジの建設まで、あらゆる出来事に立ち会ってきた。
2013年1月18日午後2時55分、天文台の気象観測装置に新記録が刻まれた。最高気温45.8度、シドニー史上一番の暑さだ。
国内ほぼ全域で猛暑が続き、「観測史上最も暑い夏」、「観測史上最も暑い連続7日間」など、暑さや洪水に関する記録が90日間で123件も更新された。