中国でＭ５・９地震…地滑りなどで死者４人

中国内陸部の四川省と雲南省の境界付近で３１日午前８時（日本時間午前９時）過ぎ、マグニチュード（Ｍ）５・９の地震が発生した。

　華僑向け通信社・中国新聞社などによると、雲南省デチェン・チベット族自治州で、大型トラック２台が地震による地滑りに巻き込まれて２人が死亡するなど計４人の死者が出た。少なくとも十数人の重軽傷者も確認されている。

中国東北部と南部で洪水

北京（ＣＮＮ） 中国東北部と南部がそれぞれ豪雨による洪水に見舞われ、１９日までに少なくとも計１０７人が死亡した。

東北部の黒竜江省、吉林省と遼寧省では同日午後４時の時点で８５人の死亡が確認され、１０５人が行方不明となっている。

新華社通信によるとこの洪水で数百万人が影響を受けた。遼寧省では過去５０年で最悪の水害になったと、地元紙が伝えた。

一帯は中国有数の穀倉地帯として知られるが、７８万７０００ヘクタールの農地が冠水して壊滅的な被害を受けた。市街地の映像は、道路が冠水して川のようになった様子を伝えている。

南部では、広東省に先週上陸した台風に続く豪雨で２２人が死亡。被害総額は８６億元（約１４００億円）に達した。同省東部の汕頭市では堤防が決壊して低地の民家が浸水し、１０人の死者が出た。

インターネット上では「政府は軍を外国での演習に送り出す一方で国民には無関心だ」と、対応の遅れを批判する声も上がっている。

中国北京守望教会 警察に逮捕

北京市海淀区にあるプロテスタント守望教会（金天明牧師）の会員３４人が７月２１日警察に逮捕された。
　カトリック系『アジア・ニュース』によると、逮捕はこれが初めてではなく、礼拝の前後に警察が教会員を逮捕するのは日常的になっている。

モスク近くで銃乱射、９人死亡…パキスタン

ロイター通信によると、パキスタン南西部クエッタで９日、武装集団がモスク（イスラム教礼拝所）付近で銃を乱射し、９人が死亡、２７人が負傷した。

　付近を車で通行していた地元政治家を狙ったテロとみられる。

　クエッタでは８日にも、殉職警官の葬儀会場を狙った自爆テロがあり、参列した警官ら少なくとも３０人が死亡している。

兵士６人死傷「パキスタン軍関与」…印国防相

インド北部のカシミール地方で、インド軍兵士６人が待ち伏せ攻撃を受けて死傷した問題で、インドのアントニー国防相は８日、国会で「パキスタン軍の特殊部隊がこの攻撃に関与したのは明白だ」と証言した。５日に事件が発生して以降、インド政府高官がパキスタン軍の関与を明言したのは初めて。