ミャンマーで衝突

ミャンマー西部ラカイン州では、仏教徒と、イスラム教徒のロヒンギャ族との衝突が非常事態宣言後も収まらず、死者は８０人以上、避難民は９万人以上にのぼっている。

　今月１０日夜に非常事態宣言が出されたラカイン州には、陸・海軍が投入され厳戒態勢が敷かれている。その間隙（かんげき）を縫うように、１９日には州都シットウェから約６５キロの村で新たな衝突が発生、８人以上が死亡した。

パキスタンでテロ

パキスタン北西部の部族地域カイバル地区の市場で１６日、小型トラックに仕掛けられた爆弾が爆発した。

　地元メディアによると、市民ら少なくとも２５人が死亡、５０人が負傷した。犯行声明は出ていないが、政府が進める、イスラム武装勢力「パキスタン・タリバン運動」（ＴＴＰ）掃討作戦に協力的な部族長らが標的だったとの見方が出ている。

台湾で豪雨

台湾各地は発達した梅雨前線に伴う豪雨に見舞われ、内政部（内政省）中央防災センターによると、土砂災害や浸水などで１２日までに少なくとも死者５人、負傷者４人が確認された。土砂崩れによって複数の幹線道路が寸断され、各地で交通がまひしている。　

台湾で地震

　台湾で１０日午前５時（日本時間同６時）ごろ、東部の海域を震源とする大きな地震が発生し、東部の宜蘭や花蓮を中心に、台北などでも強い揺れが観測された。交通部（交通省）中央気象局によると、地震の規模（マグニチュード＝Ｍ）は６．５で、震源の深さは約６２キロ。米地質調査所は地震の規模をＭ６．０としている。

チベット自治区への外国人の入境当面禁止

　中国政府が５月末から、チベット自治区への外国人の入境を当面、事実上禁止したことが８日わかった。同自治区の旅行当局が明らかにした。５月２７日に同自治区ラサでチベット族２人が焼身自殺を図り、政府が警戒を強めていることが関係しているとみられる。

　同自治区は、外国人が訪れる際は政府の許可が必要な地域。旅行当局によると、同自治区共産党委から通達が届き、外国人の入境審査を厳格にするよう求められた。入境手続きの再開時期は未定という。（上海）