世界の子ども2.5億人が紛争地域で生活、9人に1人 ユニセフ

世界の子どもの9人に1人、約2億5000万人が暴力的な紛争下にある国々で生活していると、国連児童基金（ユニセフ、UNICEF）が26日、発表した。世界で人道的緊急事態にある数千万人の子どもたちを救済するには、2016年には28億ドル（約3300億円）が必要になるという。

ユニセフは、ここわずか3年の間に年間要請額が倍増したと述べ、紛争と異常気象により、ますます多くの子どもたちが家を追われ、数千万人が極度の食料不足、暴力、病気、虐待、教育を受けられない危機にさらされているとしている。

記録的な寒波

東アジアの各地で先週末にかけて強い寒波が到来し、低体温症による死亡例などが報告されている。韓国で湖や川が凍結したほか、台湾など普段は温暖な地域でも降雪が見られた。

複数のテロ計画…マレーシア警察が男７人を拘束

マレーシア警察当局は２４日、国内の複数の場所でテロを計画していたとして、イスラム過激派組織「イスラム国」の支持者とみられる２６～５０歳の男７人を拘束したと発表した。

　「イスラム国」は、１４日にテロを起こしたインドネシアに続き、イスラム教徒が多数派を占めるマレーシアへの進出を本格化させつつあるとみられる。東南アジア各国にテロが拡大する懸念が高まっている。

パキスタン武装集団による攻撃受ける

パキスタン北西部チャルサダのバシャ・カーン大学で20日、武装集団による攻撃があり、19人が死亡し17人が負傷した。約3時間に及ぶ治安当局との銃撃戦の間に、襲撃犯4人も死亡したという。

インドネシア火山活動活発化

インドネシア・フロレス（Flores）島の東部で、エゴン山（Mount Egon）の火山活動が活発化したことを受け、19日までに周辺住民1200人以上が避難する事態となっている。火口からは火山灰や有毒ガスが噴き出している。