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爆発的噴火

2015-05-29 18:14:12 | 日本
爆発的噴火を起こした爆発的噴火を起こした鹿児島県・口永良部(くちのえらぶ)島(屋久島町)の新岳(標高626メートル)は、過去にも死者を出すなど大きな噴火を繰り返してきた。専門家は今回の噴火について、死者が出た1933年の噴火や66年の噴火に匹敵するか、それよりも規模の大きな噴火と分析。マグマ自体が噴出する「マグマ噴火」の可能性が高いと指摘する。

 火山の噴火には、「水蒸気噴火」「マグマ水蒸気噴火」「マグマ噴火」の3種類がある。戦後最悪の火山災害となった昨年の御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜県境)の噴火は、火山の地下にある水がマグマの熱で熱せられ、大量の水蒸気によって圧力が急激に高まり噴出する「水蒸気噴火」だった。「マグマ水蒸気噴火」は地下水と接触したマグマが水蒸気と共に噴出する噴火だ。

 気象庁は「今回の噴火は、規模から見て水蒸気噴火ではない」と説明。中田節也・東京大地震研究所教授(火山学)は、マグマそのものが噴出する規模の大きい「マグマ噴火」の可能性が高いと指摘し、「それほど間を置かずに同規模かそれ以上の噴火が起こる可能性がある。南九州全体の火山活動が活発化しており、警戒が必要だ」と話す。石原和弘・火山噴火予知連絡会副会長(京都大名誉教授)は「噴煙の色が黒いので、温度が比較的高く、500~600度に達するのではないか」と推定している。


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