インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方のインド支配地域で、分離・独立派の指導者が治安部隊に殺害されたことに反発する市民と治安部隊の衝突による混乱が長期化している。
タイ政府観光庁のユタサック総裁は15日、先週発生した一連の爆破事件により、タイへの観光客が最大20万人、観光収入が2億9300万ドル減少する可能性があると述べた。
タイ中部の保養地や南部のリゾート地など5カ所で11日から12日にかけて爆発が相次ぎ、4人が死亡、外国人を含む少なくとも34人が負傷した。タイ警察は、イスラム過激派などによるテロの可能性を否定したが、治安維持を大義名分に独裁体制をしく軍や観光へのダメージは避けられない。
パキスタン南西部バルチスタン州クエッタ中心部の国立病院で8日起きた自爆テロで、死者は70人、負傷者は110人以上に上った。国内各地でテロを繰り返しているイスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動」(TTP)の一派「ジャマトゥル・アフラル」が犯行声明を出した。
インド北東部アッサム州コクラジャルの市場で5日、武装集団による銃撃や爆発があり、現地警察によると、市民14人が殺害され、襲撃犯1人も警察に殺された。
当局は、居住地域の独立を目指す少数民族ボド族の武装組織によるテロとみている。同組織は、隣国バングラデシュからの流入で増加しているイスラム教徒などをテロの標的にしている。
当局は、居住地域の独立を目指す少数民族ボド族の武装組織によるテロとみている。同組織は、隣国バングラデシュからの流入で増加しているイスラム教徒などをテロの標的にしている。