中国国営新華社通信によると、西部の新疆ウイグル自治区ハミ市で7月31日、集中豪雨による洪水が発生した。3日までに20人が死亡、8人が行方不明になっている。1時間あたりの降水量は最大110ミリと、過去の最大降水量の約2倍に達した。8700棟余りの建物や農地などが浸水したほか、同市のダムの一部が決壊したという。(広州=益満雄一郎)
気象庁は1日、7月の天候まとめを発表した。東日本の月間平均気温は平年を2.8度上回り、1946年の統計開始以来、最も高かった。7月23日には埼玉県熊谷市で国内観測史上最高の41.1度を記録。同庁の竹川元章予報官は、この猛暑は7月上旬の西日本や東海を中心とする豪雨とともに、「30年に一度以下の頻度で起こる異常気象であったと言える」と話した。