自分の花を

カメラ好きによる、写真で伝える自己満足の世界。

農鳥岳登山#終

2019年10月19日 |    南アルプス

農鳥岳登山二日目。
大門沢小屋で幕営した翌朝は,
早朝3時前から朝食をとり、出発の準備をする。
ピストンなので、また大門沢小屋に戻ってくるが、
行程が長く、ざっと計算しても戻ってくるのは7時間は優にかかる。
なのでテントは撤収、パッキングして4時に出発。
ヘッデンの明かりを頼りに歩くが、
まぁ、ルートが分かりずらいこと・・。
早く明るくなってくれ!って念じながら歩いていた。



日の出時刻を迎え、辺りがだいぶ見えてきたが、一面ガスっていた。
しかし、標高2300mを越えた頃から日が差し込んできた。
雲の上に出たんだろう・・。



小屋を出発してから約2時間半。
登山道の植生も変わってきて、空が見上げられるようになってきた。
青い空に稜線からの景色へ期待が持てた。



あっという間に、雲に覆われて真っ白になった。
でも、もうじき大門沢下降点かな?



小屋から約3時間半。
大門沢下降点に到着。
やっとここまで着いた~、って感じ。



お約束で鐘を鳴らす。
霧の時などは下降地点が分からなくなるって聞いてたから、
下降点がしっかり見えるか不安だったんだよな。
何とか天気も大丈夫そうだから、
下降点にザックをデポしてアタックザックで
残りの山頂を目指す。



折角の稜線が真っ白で残念。
稜線でルートを外さないようにゆっくりと歩く。



そうそう、これ。
雰囲気が出てきた。
この文字がなんだか嬉しい。



サブザックで身軽になったので、
自撮りしながらゆっくりと・・。



雲が晴れてきた!
下降点から歩いてきた稜線を振り返る。
右奥の雲からポツンと頭を出しているのは塩見岳かな。

肉眼では下降点は見えていたけど、
写真ではもう見えないね。
今回は長丁場になると想定されたから、
コンデジカメラだからしょうがない・・。



山頂へもうじきかな。
稜線歩きが楽しい~。



下降点からゆっくりと歩いて約1時間
大門沢小屋から約4時間半、
標高3026m 農鳥岳山頂に登頂!よくここまで登ってきたもんだ。



この位置から見る北岳は尖って見えてカッコイイね。
北岳をバックに、農鳥岳山頂で自撮り。



雲海の先に富士山が頭だけ出していた。



山頂で30分ほど腰を下ろし休憩した後、
下山も長い行程が待っているので出発する。
奈良田方面はすっかり雲の中だ。



大門沢下降点まで戻ってきた。
アタックザックをしまって下降の準備をする。
楽しかった稜線もこれで終わりだ。



下降する間際に雲が晴れたので最後に辺りを見渡す。
雲が多く、あまり展望はスッキリしなかったけど、
南アルプスらしい稜線を楽しめたな。
さぁ、下山だ。



下降点の標高が2828mなので、
この地点で、約900m降りてきたことになる。
大門沢も近いね。



登山道のほぼ崩壊した橋。
でもこのくらいは問題ない。



大門沢小屋に到着。
下降点から約3時間。
少し腰を下ろし休憩。水を補給していく。



小屋を出発して、いくつもの橋を渡って
約1時間半、ようやく樹林帯を抜けた。



南アルプス林道のトンネルまで戻ってきた。
もう少しで駐車場だ。
朝4時から歩いてたっぷり11時間だ。
体、クタクタだ・・。



農鳥岳テント泊登山。
今年は雨や台風が多く、計画よりだいぶ遅れたけど
なんとか登頂することが出来た。
行程が長く、かなりの長旅だけど天気が良いときに
また再訪したいと思えた。
山梨百名山99座登頂。
下山後は奈良田の里温泉(女帝の湯)に寄り帰宅。


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