6/23.24甲斐駒ヶ岳テント泊へ
梅雨の真っ只中であり、直前まで天気が不安定だった。
甲斐駒を行かない場合の、別の登山計画を練りながら天気図と睨めっこ。
出発二日前まで雨マークだった天気が奇跡的に回復。
計画通りのAプランでGO!
今回は甲斐駒ケ岳とアサヨ峯の2峰を登るためテント泊計画。
その為、重い荷物を背負っての黒戸尾根は危険なので、
長衛小屋で幕営とし車を長野県側の仙流荘に停めてそこからバスで北沢峠へ向かう。
この日は平日ということもあり、仙流荘からのバス始発が8:05。
約1時間バスに乗り北沢峠に到着し、そこから10分ほどで長衛小屋テント場へ。
この初日がかなりのタイトで時間に余裕がない。北沢峠に9時って遅すぎるよ・・・。
甲斐駒もアサヨ峯もどっちに行っても行程として約7時間かかるからね。
バスを一番に飛び降りて長衛小屋で幕営の受付して、速攻で張って、
サブザックはあらかじめ必要な荷物を詰め込んだ状態でザックにパッキングしてあるので
ザックから抜き取るだけ。今回のマトリョーシカ作戦(笑)。
そんなこんなで慌ただしく長衛小屋を9時半出発。
小屋での受付の際に、初日にアサヨ峰、二日目に甲斐駒と記載した。
これもずっと悩んでいて、とりあえず仙水峠の分岐で判断しようと・・。
小屋を出発したら、あとはゆっくり歩く。
水の豊富な山。南アルプスの天然水だ。
小屋から約40分ほどで岩場が出てきた。
テント場から丁度1時間、10:30。
ここで予定を甲斐駒へ向かうことにした。
少し行動食を食べながら考えていると、甲斐駒へ行く先行者の二人組がいたのと、
またこの仙水峠はスマホの電波が入った為、予定変更に後押しが出来た。
入らないままだったら予定変更はしなかったな。
なんかあった時にアレなので・・。
妻に予定変更をLINEして向かう。
(写真に写っちゃってるグループは栗沢山に向かってたね)
仙水峠ではガスってはいるが時折摩利支天が見える。
隣の甲斐駒山頂は見えていない。
まずは駒津峰を目指す。
開けた場所に出ると仙丈ケ岳。
この日は仙丈ケ岳だけがはっきりと見えていた。
仙水峠から約1時間10分。
標高2740m駒津峰到着。ここで少し休憩する。
本来は目の前に甲斐駒ケ岳がドーンとあるはずだが
残念!
wow!
少しすると甲斐駒ケ岳の全貌が見えてきた。
時間もないので意を決して出発する。
六万石の分岐で直登コースを登っていると
途中でライチョウを発見。
ついに山頂到着。
長衛小屋から約3時間半、時刻は13時。
山頂には誰も居ない。暫くすると同じペースで歩いていた
若者二人組も到着した。「お疲れ様」と声をかけお互いをねぎらった。
標高2967m甲斐駒ケ岳。
本来は東駒ヶ岳というらしい。
中央アルプスの木曽駒ヶ岳が西駒ヶ岳と呼ぶようだ。
目の前の仙丈ケ岳を眺めながら軽く昼食を取る。
鋸岳方面。
険しい峰々が連なっている。
北沢峠までのバスの車内で運転手が話してたっけ・・。
麓から見上げた鋸岳を
「とても険しい山です。時間もかかります。
もし行くなら充分な装備で綿密な計画を・・、そして決して一人では行かないでください」と・・。
必要以上に脅されたアナウンス。
残ってるんだよね。ここ、山梨百名山としてね・・。
雲がまた多くなってきた。
下山も時間がかかるので、山頂で約50分休憩してから出発する。
山頂まで直登コースで岩を登ってきたが、
下山は巻き道コースで摩利支天を眺めながら歩くが、
砂ザレの道は滑って歩きにくかった・・。
つづく
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