自分の花を

カメラ好きによる、写真で伝える自己満足の世界。

北岳テント泊 敗退#終わり

2017年08月16日 |    南アルプス


2日目の朝は日の出を見るために山頂へ向かう準備をするが、
妻の高山病は昨日よりもだいぶ良くなっているが、大事をとってテント場で待機となった。
このまま下山を話し合ったが、テントで横になっているとだいぶ楽とのことで、
後ろ髪惹かれる思いであるが、俺だけサクッと北岳山頂に行くことにした。

肩の小屋からヘッデンの明かりで岩場の山頂を登る。
昨日、テント装備のザックを背負ってあのまま山頂を目指さなくて
正解だったなと痛感した。
北岳山頂登頂。4:25
日の出時刻前のいい時間だ。





深夜には雲が一切なく天気が期待できたが、また少し雲が多くなってきていた。
予定よりも20分近く遅れて鳳凰三山の奥から日の出が出てきた。





登山者が次々と登ってくる山頂に、スキを見つけて一枚・・。





今回は断念した日本一高い天空の稜線、
間ノ岳への登山道は雲に覆われていた。





朝日が上がってきて辺りがだいぶ明るくなってきた。





そうそうコレね。
今までの標識と少しタイプが違うけど・・。





だいぶゆっくりとした山頂を後にしてテント場に戻る途中、
影富士ならぬ、影北岳!wow!





刻一刻と変わる山の表情。
さっきまでの雲が無くなり、間ノ岳までの稜線がはっきりと現れた。
予定していた北岳山荘も小さく見える。
いや~、この稜線流石にスゲーな!





両俣小屋分岐あたりから見下ろした肩の小屋にオベリスク、
そして奥には八ヶ岳。朝日があたって最高の景色だ!





景色に堪能して肩の小屋まで下山すると、いつの間にか真っ白。
一番いい時間に山頂にいたんだなきっと・・。





テントに戻るとすっかり高山病が回復していた妻。
俺が山頂へ出かけた後、一人で朝食を食べると急速に回復したらしい。
元気すぎて、これから山頂に向かうと言い出した。
一人では心配なので付き合うことに。
しかし両俣小屋分岐でガスの白さと高山病再発の恐怖であきらめると言い出した。
まぁ、また今度くればいいさ!と下山する。

北岳肩ノ小屋下山。8:15分





またガスガスの中を下山は草スベリ方面へ向かって歩く。





肩ノ小屋から約2時間。御池が見えてきた。
白根御池小屋に到着。
ここで昼食休憩。
ここの水は美味しかったぁ~。しかも無料、南アルプス天然水。
肩ノ小屋の水は有料でしかも雨水。標高3000mじゃぁしょうがないか・・。





御池小屋で1時間休憩し下山する。
あとは広河原まで下山するだけだ。




御池小屋分岐。ここまで非常に長かった。
CTを40分ほどオーバーしていた。御池小屋から2時間強である。





無事に吊り橋まで戻ってこれた。
肩ノ小屋から約5時間半。
広河原到着。





北岳登山、妻と2人テント泊。
本来は間ノ岳まで向かう予定で2泊3日の計画だったけど、
妻の高山病に予定変更で撤退。生憎即下山ってほど悪い状態ではなかったのが幸いだ。
2泊の予定だったので持参した食料がほぼ消化していないので、
2日間俺のザックの重さはほぼ変わらず(笑)・・。
まぁもっと天気が良い日にまた来よう。
山梨百名山71座目

しかし肩ノ小屋でのテント場の五月蠅さには参った。
たまたまその日にそういう人達が集まっただけか?
いや~、そうじゃないような気がする。
(これも一応SNSだから発言には気を付けないと・・。)


Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 北岳テント泊 敗退 | TOP | 棚横手登山 »
最新の画像もっと見る

post a comment

Recent Entries |    南アルプス