野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

ミスミソウ

2019-02-11 | フィールドガイド--植物編--
春一番に咲く花 ミスミソウ
 ミスミソウは、春一番に咲く花です。キンポウゲの仲間(なかま)です。
 色々な花の芸が出るので、園芸品種(えんげいひんしゅ)が沢山(たくさん)あります。写真の花は、原種(げんしゅ)を買ってきたものが咲きました。
 今年は、1月1日から、咲き始めました。暖冬傾向(だんとうけいこう)ですね。
 ミスミソウに非常に近い親せき関係の種に、スハマソウというのがあります。どちらも雪割草という名で園芸店で売っています。
 バイオテクノロジーのおかげで、色々な花が楽しめるようになってきましたね。近所や家で栽培されています。
花の芸=色々な色や模様(もよう)を出すということです(2001年1月15日~1月21日今までの「今週のこれだけはおぼえよう」より)
ミスミソウは別名ユキワリソウ
ヨーロッパ、アジア、アメリカに約10種類が分布する、多年草です。
日本には4種が自生します。開花期2~5月。
このミスミソウは別名ユキワリソウと呼ばれますが 
「ゆきわりそう」と呼ばれる植物は、サクラソウ科・サクラソウ属のユキワリソウと
キンポウゲ科・ミスミソウ属の雪割草です。
サクラソウ科だけがユキワリソウと呼ばれていたのですが、
ミスミソウも雪が降る時期に花を咲かせるので、雪割草と呼ばれるようになりました。
サクラソウ科はカタカナ、キンポウゲ科は漢字という違いをつけて区別しています。(ややこしい)
ほかに「ゆきわりそう」とよばれる植物は
● キンポウゲ科のイチリンソウ(一輪草)
● キンポウゲ科のニリンソウ(二輪草)
● キンポウゲ科のアズマイチゲ(東一華)
● ユリ科のショウジョウバカマ(猩々袴)
● ナス科のハシリドコロ(走野老)