今度の日曜日は 宝塚市の東公民館で 「人・くらし・自然の民族学の視点から 11回目」
ということで講演があります。そのあとナチュラリストクラブの年間のまとめと来年度に向けての話
13:30より 16時ごろまで 興味のある方は参加してください
今年で11回目の話です。よく続いています。終わった後のコーヒータイムもまた楽し
ちょっとした雑学も・・・
ということで講演があります。そのあとナチュラリストクラブの年間のまとめと来年度に向けての話
13:30より 16時ごろまで 興味のある方は参加してください
今年で11回目の話です。よく続いています。終わった後のコーヒータイムもまた楽し
ちょっとした雑学も・・・
今回は 沖縄の植物と民俗学の視点の4回目の話を紹介します
2011年2月20日(日) 人・くらし・自然の民族学の視点から その4/総会
本年度最後の活動です。おなじみ田中先生の講演です。今回は「沖縄に見る植物と生活」と題して沖縄の植物と生活のつながりをお話ししていただいた。
まずは沖縄での樹木の利用。沖縄には木造の建物は少ないそうだが、古い民家はチャーギ(イヌマキ)が使われていてシロアリにもやられずしっかりとした桁が残っているそうです。ほかにフクギ・リュウキュウマツなども使われたとか。
プロジェクターの映像を見ながら植物の紹介。
アダンの葉は乾かして織物・帽子・カゴ・敷物などに使われ、若葉の繊維をとり漂白して編んだのが台湾パナマ帽。読谷村渡慶次のホームページにはアダン帽産業の歴史が詳しく綴られています。ぞうりはとても気持ちがよいが、水に弱く外で履くとすぐにダメになるので室内履きとして利用するとよいとのこと。
次はサンニン(ゲットウ)。先生のお土産の「サンニン餅」が出てきたので場所を変えお茶を飲みながら講義を受ける。サンニンはショウガ科の植物でこの葉で包んで蒸した物がサンニン餅。餅と言ってもういろうのような感じでヨモギが入っている。これは奄美大島にもあり、奄美大島では「サネン餅」と呼ばれていた。
このゲットウ(写真左)で包まれた「サンニン餅」のほかにクマタケラン(写真右)で包まれたものもある。両者は一見よく似ているがゲットウのほうが葉が少し小さい。花はゲットウは下垂しクマタケランはまっすぐ上に伸びるので花が咲くと簡単に区別できる。クマタケランで包んだものを「カシャ餅」と呼ぶらしい。
ゲットウはその他お茶や化粧水にも利用されている。ゲットウの精油分を含んだ水。化粧水やミストとして利用できる。これは先生が沖縄で買ってこられたものだが三宮センター街西にある沖縄ショップでも手に入るとのこと。右の方が香りが少し強い。
先生のお話の後は総会とお茶タイム。今年度の活動・収支が報告され、来年度の役員と予算案が承認されました。
手前にあるのはバナナチップス。I先生のブラジルのお土産です。料理用のバナナをチップスにしたもので全然甘くなく美味しいです。色は目の覚めるような黄色ですが、多分着色料は使用されていないと思います。(先生がまたブラジルに行かれて不在なので確認できませんでした)
こちらもI先生のお土産のブラジル産のコーヒー。昨年頂いた時は少し細かく引きすぎてとても苦かったので今回は粗めに引いてあっさり味のコーヒーに。
ブラジルでは細かく引いたのを濃く出して(底にに澱が溜まるくらい!)小さなカップに砂糖をタップリ入れて飲みます。
初めてブラジルで宿泊先を訪ねた時に出されたのがほんとに小さなカップに入った甘~いコーヒーでした!
K先生より来年度の活動案が提示されましたので、確定しましたら年間予定としてホームページに掲載します。来年度も盛りだくさんの活動を予定していますので多くの方の参加をお待ちしています。
(ナチュラリストクラブhpより)
K先生より来年度の活動案が提示されましたので、確定しましたら年間予定としてホームページに掲載します。来年度も盛りだくさんの活動を予定していますので多くの方の参加をお待ちしています。
(ナチュラリストクラブhpより)
閑話休題
ムーチー(鬼餅)として紹介(ぐるなみ沖縄版より)
餅粉に水を加えて練り、平たく長方形にして、サンニン(月桃)の葉に包んで蒸したもの。
ムーチー(鬼餅)として紹介(ぐるなみ沖縄版より)
餅粉に水を加えて練り、平たく長方形にして、サンニン(月桃)の葉に包んで蒸したもの。
ムーチーの豆知識
ムーチー(鬼餅)を作って、厄払いをする習慣は、ひとつの民話が由来となっています。
昔、首里に兄と妹が住んでいました。兄は大里村の洞窟に住み着き、夜になると家畜を襲って食べる鬼になってしまいました。
村人たちからは、大里ウナー(大里鬼)と呼ばれ、たいへん恐れられていました。
それで、妹は、悪事を働いてばかりいる兄を退治しようと、サンニン(月桃)に包んだ鉄釘の入ったお餅を作ります。
そのお餅を兄に食べさせると、崖から突き落として退治したのです。
ちょうどその日が旧暦の12月8日だったことから、家族の健康や無病息災を祈願する厄払いの日として、ムーチー(鬼餅)を作って食べる風習が生まれたようです。
ムーチー(鬼餅)を作って、厄払いをする習慣は、ひとつの民話が由来となっています。
昔、首里に兄と妹が住んでいました。兄は大里村の洞窟に住み着き、夜になると家畜を襲って食べる鬼になってしまいました。
村人たちからは、大里ウナー(大里鬼)と呼ばれ、たいへん恐れられていました。
それで、妹は、悪事を働いてばかりいる兄を退治しようと、サンニン(月桃)に包んだ鉄釘の入ったお餅を作ります。
そのお餅を兄に食べさせると、崖から突き落として退治したのです。
ちょうどその日が旧暦の12月8日だったことから、家族の健康や無病息災を祈願する厄払いの日として、ムーチー(鬼餅)を作って食べる風習が生まれたようです。