猪名川下流の魚たち3(「生きている猪名川改訂版」より
下流の魚の最後になります。
モツゴ(コイ科)
全長約8cm。口は受け口で小さく、いわゆる“おちょぼ口”です。中・下域の淀みに生息し、生命力があり少々の汚水でも生きることができます。雑食性で、底生動物や石に付いた藻などを食べます。
ギンブナ(コイ科)
全長約25cm。腹側が銀白色をしています。川の流れのゆるやかな深みやため池などにすんでいます。雑食性で底にすむ動物や石に付く藻などを食べています。単為生殖(たんいせいしょく)といって、メスだけで繁殖することができます。ギンブナの卵にほかの魚の精子を受精させてもギンブナになります。
メダカ
体長3~4cm。用水路や本流の流れのゆるやかな場所に生息しています。ミジンコなどのプランクトンやユスリカ幼虫などの小さな水生昆虫などを食べています。寿命は約2年