カルガモ(カモ科)
もうすぐ、テレビのニュースなどでカルガモの親子の移動の姿が紹介される。
全長は、約60cm
主に湖沼や河川などの水辺で見ることができます。ときには学校のプールなどでも泳いでいる姿を見ることがあります。
カルガモは雌雄とも一年を通して黒褐色で、くちばしの先端の黄色が目立つ鳥です。
カルガモは、北海道を除き1年中日本で見られます(留鳥)。
しかし、標識調査によりサハリンや中国大陸に渡るものがいることが明らかになっています。(バードリサーチニュース 2006.10.13)
グエッ,グエッと響き渡る声で鳴きます。
草の葉・茎・種子や小型の無脊椎動物などを食べます。
カルガモの繁殖期は4〜7月。巣は草むらや藪の下などに作ります。
巣作りや抱卵はメスだけが行ないます。 26~28日でヒナが孵化します。
ヒナが孵化すると、そのまま親について行動することができるのですぐに巣から移動をはじめます。
ご存じのように移動の様子がテレビなどで紹介されるのこのときです。
カルガモでは主にイネを食べるので、水稲の直播、田植え、登熟期に被害をあたえることがあります。
繁殖期はつがいとなって分散して生活していますが、冬は群れを作ります。
最近では、野生化したアヒルとの雑種なども観察されてきているそうです。