ウフィツィ美術館展

２０１４年１２月２日（火）

今日は、友人と上野でやっているウフィツィ美術館展に行ってきた。
ウフィツィって、オフィスという意味で、フィレンツェのメディチ家の
直系の最後の女性が、集めた美術品を寄贈した先の市の美術館。
ルネサンス期のボッチチェリなどの絵画が展示されているそう。（＾＾）

上野は、イチョウなどの黄葉が綺麗。桜の葉はかなり散っていたけれど、
残った葉っぱの紅葉も、ウィステは好きだわ。
都の美術館へ着いたら、高齢者は入場料が１０００円になるそうだ。
それっと身分証明の運転免許証を出そうとしたら、・・・無い。
どこにやったんだ・・？
そういえば、日曜日にパーティに行った時、いつもと違うバッグにしたから、
そちらにそのままかも・・・。
というか、・・・そのバッグ、久しぶりに使って、良く見たら、あちこち
傷んでいるじゃない。知らずに使って、恥ずかしいと、帰って、中の物を
だしてから、処分！と、ゴミ箱へ捨てたんだった・・。
たしか、まだ、ゴミ置き場にはゴミ袋を持って行ってないはず。
まだ、家のゴミ箱に入っているはず・・。（＾＾；）
取りあえず、健康保険証で１０００円にしてもらった。

展示は、聖母子の絵が沢山あった。お顔が画家によってずいぶん違う。
マリアは、膝の上のキリストを見ず、沈んだお顔なのが多かったようだ。
どうしてわが子を見ないのだろう・・？と、友人と話し合ったわ。
聖ヨハネは、十字架のような杖を持っているとか、
聖ヒエロニムスの絵には、何故、赤い帽子が描かれているのだろう？
聖書を読んでいる人には、分かるんだろうね。
日本人にとっては、「恵比寿様と鯛」といった自明の組み合わせなんだろうけれど、
分からないので、気になったわ。
絵の背景の青空が、あまり鮮やかな青じゃないねと、友人が気づいた。
「きっと絵の具が、まだ、鮮やかな青を作れていなかったんじゃない？」
と、言うと、
「フェルメールの青は、まだずっと後なんだね」と。

そして、この時代の絵は、巨匠の工房で作られている。
なんか、日本の売れっ子漫画家とアシスタントって、感じかな。
あるいは、運慶なども工房で作ったそうで、大作作りは、同じようだったんだね。

久しぶりの展覧会で、やっぱりこういう美術館って良いなあと、ちょっと
文化人になった気分。（＾＾）
家に戻って、急いでゴミ箱を見たら、あった、あった、バッグがあった。
出して、横のポケットを見たら、免許証が入っていました。
このまま捨ててしまったら、どうなっていたか・・。（＾＾；）