2017年10月18日(水)
今日は、読書会。少し早めに行って、集会所の窓を開けたり机を出したり
していたけれど、なかなか、他の人が来ない。
あれ・・?日にちを間違えたかしら?と、不安になったころ、がやがやと、
みなさん、やって来た。途中のスーパーに寄って、みんなで、大福と、
値引きされたオレンジを買って来たので、少し遅くなったのだそう。
大福、大好き。(^^)
さて、今日の読書会は、何と言っても、カズオ・イシグロのノーベル賞受賞の話から。
私たちの会でも、「日の名残り」「私たちが孤児だったころ」「忘れられた巨人」と、
読んでいるので、親しい作家という気分があるんだ。
それで、すごく誇らしい気持ちになったというIさんのお話に、みな、頷いたわ。(^^)
Tさんは、「私を離さないで」に深く感銘し、そう感じた人が世界中にいることを、
大きな輪で繋がっていると感じたそう。テレビで放映された内容は、恋愛部分を拡大していて、
本の内容は、もっと深みがあると、力説していました。
それから、今日の課題図書の話へ。今日は、
佐藤愛子「それでもこの世は 悪くなかった」と、
松田青子「おばちゃんたちのいるところ」
「それでもこの世は 悪くなかった」は、佐藤愛子氏の初の語りおろしの人生論だそう。
夫の大借金が圧し掛かってきた時、
「苦しい時ほど、そこから逃げようとすると、もっと苦しくなる。
正面から受け止め、受け入れたほうが、楽なんですよ」と、整体だか、
マッサージだかの先生に言われた言葉が、佐藤愛子という人間の柱となったそうで、
夫の莫大な借金を返し、90年余の人生を振り返って、
「正々堂々、力いっぱい生きた私は、今、満足だ」と、言い切って、迫力がありますね。
佐藤愛子さんは、「怒り」と「暢気」を原動力に、パワフルにこの世を泳ぎ抜かれた。
対して、松田青子さんの「おばちゃんたちのいるところ」は、あの世へ行って、肩の力が
抜けたようで、でも、エネルギッシュな幽霊たちの話。
生きている人間と、幽霊たちが、混ざって、会社を作っている不思議な世界を作っていて、
頼りなさそうだったり、生きるのが苦しそうだったりするこの世の若者たちを包み込んで、
なんとなく、成長させていくんですね。そのゆるさが、魅力的だったわ。
幽霊の立場から、この世を見てみると、物事、また、別な面が見えるのでしょう。
つまり、今回の本は、この世とあの世というテーマと、言えるのかな・・?(^^)
それから、ウィステが、
「先日、出版社の社長が、出版不況のおり、図書館に、(売れ筋である)
文庫本を置かないで欲しいと、言ったこと、どう思います?」
と、みなさんの意見を聞いてみた。
「本をもう増やしたくない」「本当に買いたいと思える本は、買う」
「出版社の思い通りには、いかないと思う」
「出版社の苦境と言われると、気持ちが揺れるけれど、年金生活者には、図書館は、
有難いんだ・・。」(←ウィステ・・)
「ハードカバー本ばかりを図書館が購入するとなると、今より
ずっと多くの冊数を購入する必要に迫られて、予算が足りなくなるんじゃないかな・・」
と、もごもごした感想しか言えない感じでした・・。
そういえば、音楽は、ジャスラックという著作権団体が管理して、音楽家、作詞家に
著作権料を払っているよね。本も、そのうち、タブレットに配信されるほうが主流となって、
出版社、著者に著作権料が払われるようになるかもしれないね。
でも、今は、まだ、紙の本の良さは、格別♪
本を読む人が減っているとも言われるけれど、21世紀が進んでいっても、読書の魅力は、
幾久しく、伝えられていくことを、みんなで願ったわ。
ほっと一息、みんなで大福に集中したとき、Tさんが、
「スーパーでは、どうして、食料品をどっさり置くの?多すぎ。そのために、
沢山、廃棄されているでしょう。一方で、開発途上国とか、貧困層とか、食べるものに
困っている人たちが大勢いるのに。なにか、おかしいわ」
と、言い出した。そこで、ウィステは、
「だから、そこで、ワゴンセールですよ。ウィステなんか、ワゴンの30%
引きとか、半額商品狙いよ」(^^)
そういうことなので、ウィステの行動は、ウィステのお財布に優しいだけではなく、
ゴミとして処分される食料を減らすという社会的役割があるんだ~と、
自覚しましたよ。(^^)
(←あくまで、個人の行動です・・。フードバンクという運動もあるよね)
外に出ると、来た時とうって変わって、曇天で、風が冷たい。
「洗濯物~、取り込んで~」と、ご主人に電話する人・・。
ウィステは、急いで、帰りました。洗濯物、冷たくなってしまったけれど、
暖房を入れて乾かすから、良いわ。(^^)
今日は、読書会。少し早めに行って、集会所の窓を開けたり机を出したり
していたけれど、なかなか、他の人が来ない。
あれ・・?日にちを間違えたかしら?と、不安になったころ、がやがやと、
みなさん、やって来た。途中のスーパーに寄って、みんなで、大福と、
値引きされたオレンジを買って来たので、少し遅くなったのだそう。
大福、大好き。(^^)
さて、今日の読書会は、何と言っても、カズオ・イシグロのノーベル賞受賞の話から。
私たちの会でも、「日の名残り」「私たちが孤児だったころ」「忘れられた巨人」と、
読んでいるので、親しい作家という気分があるんだ。
それで、すごく誇らしい気持ちになったというIさんのお話に、みな、頷いたわ。(^^)
Tさんは、「私を離さないで」に深く感銘し、そう感じた人が世界中にいることを、
大きな輪で繋がっていると感じたそう。テレビで放映された内容は、恋愛部分を拡大していて、
本の内容は、もっと深みがあると、力説していました。
それから、今日の課題図書の話へ。今日は、
佐藤愛子「それでもこの世は 悪くなかった」と、
松田青子「おばちゃんたちのいるところ」
「それでもこの世は 悪くなかった」は、佐藤愛子氏の初の語りおろしの人生論だそう。
夫の大借金が圧し掛かってきた時、
「苦しい時ほど、そこから逃げようとすると、もっと苦しくなる。
正面から受け止め、受け入れたほうが、楽なんですよ」と、整体だか、
マッサージだかの先生に言われた言葉が、佐藤愛子という人間の柱となったそうで、
夫の莫大な借金を返し、90年余の人生を振り返って、
「正々堂々、力いっぱい生きた私は、今、満足だ」と、言い切って、迫力がありますね。
佐藤愛子さんは、「怒り」と「暢気」を原動力に、パワフルにこの世を泳ぎ抜かれた。
対して、松田青子さんの「おばちゃんたちのいるところ」は、あの世へ行って、肩の力が
抜けたようで、でも、エネルギッシュな幽霊たちの話。
生きている人間と、幽霊たちが、混ざって、会社を作っている不思議な世界を作っていて、
頼りなさそうだったり、生きるのが苦しそうだったりするこの世の若者たちを包み込んで、
なんとなく、成長させていくんですね。そのゆるさが、魅力的だったわ。
幽霊の立場から、この世を見てみると、物事、また、別な面が見えるのでしょう。
つまり、今回の本は、この世とあの世というテーマと、言えるのかな・・?(^^)
それから、ウィステが、
「先日、出版社の社長が、出版不況のおり、図書館に、(売れ筋である)
文庫本を置かないで欲しいと、言ったこと、どう思います?」
と、みなさんの意見を聞いてみた。
「本をもう増やしたくない」「本当に買いたいと思える本は、買う」
「出版社の思い通りには、いかないと思う」
「出版社の苦境と言われると、気持ちが揺れるけれど、年金生活者には、図書館は、
有難いんだ・・。」(←ウィステ・・)
「ハードカバー本ばかりを図書館が購入するとなると、今より
ずっと多くの冊数を購入する必要に迫られて、予算が足りなくなるんじゃないかな・・」
と、もごもごした感想しか言えない感じでした・・。
そういえば、音楽は、ジャスラックという著作権団体が管理して、音楽家、作詞家に
著作権料を払っているよね。本も、そのうち、タブレットに配信されるほうが主流となって、
出版社、著者に著作権料が払われるようになるかもしれないね。
でも、今は、まだ、紙の本の良さは、格別♪
本を読む人が減っているとも言われるけれど、21世紀が進んでいっても、読書の魅力は、
幾久しく、伝えられていくことを、みんなで願ったわ。
ほっと一息、みんなで大福に集中したとき、Tさんが、
「スーパーでは、どうして、食料品をどっさり置くの?多すぎ。そのために、
沢山、廃棄されているでしょう。一方で、開発途上国とか、貧困層とか、食べるものに
困っている人たちが大勢いるのに。なにか、おかしいわ」
と、言い出した。そこで、ウィステは、
「だから、そこで、ワゴンセールですよ。ウィステなんか、ワゴンの30%
引きとか、半額商品狙いよ」(^^)
そういうことなので、ウィステの行動は、ウィステのお財布に優しいだけではなく、
ゴミとして処分される食料を減らすという社会的役割があるんだ~と、
自覚しましたよ。(^^)
(←あくまで、個人の行動です・・。フードバンクという運動もあるよね)
外に出ると、来た時とうって変わって、曇天で、風が冷たい。
「洗濯物~、取り込んで~」と、ご主人に電話する人・・。
ウィステは、急いで、帰りました。洗濯物、冷たくなってしまったけれど、
暖房を入れて乾かすから、良いわ。(^^)