2017年11月3日(金)
今日は、文化の日。祝日だったね。
オトウトに急いで連絡することがあって、朝、電話したんだけれど、
「仕事に行く前で、ごめんね」
と、言い、「今日は、祝日」と言われて、やっと分かりましたよ。(^^;)
さて、ウィステ的文化の日の過ごし方として、一日、ぐ~たら、本を読んで
過ごしましたね。でも、まだ途中だから、感想も書けないし、
ということで、今日は、先日、エッセイサークルに出したエッセイを・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「初めての迷子」
今年も、お盆休みに、ムスメが、小学生になった孫のゆ~と保育園児のみ~を連れて、泊まりに来た。
活発な二人を、一日、マンションの部屋で遊ばせるなんて、とても出来ず、連日、外へ連れ出す。
三日目の今日は、隣の市の室内型遊戯施設へ出発した。そこは、入場制限もあって、二時間待ちという
混雑ぶりだった。やっと中に入ると、ゆ~とみ~は、人込みを縫って、駆け出す。
ゆ~は、、自動車の運転コーナーへ。み~は、ドレスのお着替えコーナーへ。
これだから、ムスメと私、二人の付き添いが、必要なのだ。
一日、一緒に遊んだり、離れて遊んだりする二人を追いかけていたが、夕方近く、一瞬の隙が
出来てしまった。恐竜のスライダーの向こう側の登り口に回り込んでは、こちら側に滑り降りて来る
二人を見守りながら、ムスメとおしゃべりをしていると、ゆ~が寄って来て、み~が
おままごとで遊びだしたと言いに来た。そこで、おままごとコーナーへと移動中、ゆ~が、
ダンスゲーム機に目を止め、ムスメと私も、「え~、ダンス」と、立ち止まった。
軽快な音楽と、画像に合わせてのダンスに、つい、数分、三人で、手足を振り振り踊ってしまった。
あっ、み~のところに行かなくては!と、ゲーム機から離れ、周りを見たとき、人込みの中を、
み~が、大声で泣きながら、歩いていた。おままごとコーナーと反対側、さっきまで、
私たちが居た方向からだから、みんなが居ないことに気づいたみ~が、泣きながら、
私たちを探し回ったのだろうと、胸をつかれた。
「ごめんね、み~ちゃん。怖かったね~。ママは、そこよ」
と、ムスメのところに連れて行くと、み~は、大泣きしながら、ママにかじりついていった。
その姿がいじらしく、ムスメは、「ごめん、ごめん。怖かったね~」と、しっかりと抱きしめ、
私は、「悪かった、悪かった……」と、み~の頭を撫で続けた。
しばらくして、やっと、み~は泣き止み、ぎこちない感じながら、ゆ~と、模型の電車で遊びだした。
「でも、まだ許したわけじゃないわという顔だわねえ」と、ムスメが言う通り、時々、ムスメに
抱きついてくるから、まだ、ショックは尾を引いているのだろう。
ゆ~とみ~に付き添いながら、ムスメから聞いたところによると……。
ムスメたちは、小一のゆ~には、
「迷子になったら、店員さんのところへ行きなさい」
と、言い聞かせているそうだ。ゆ~は、活発なので、時々、地元のスーパーの中で、
はぐれてしまう。そういう時、ゆ~のほうから、店員さんのところに行って、迷子の呼び出しを
かけてもらうようにと。先日も、
「ゆ~ちゃんが、迷子になって、サービスカウンターの所にいますので、保護者の方は、
お迎えに来て下さい」との放送があったそう。
今の時代は、店員さんに自分から、はっきり頼むのが、良いのでしょうね。
「これから、み~にも、教えておかなくちゃ。そうすれば、はぐれて迷子になっても、
どうしたら良いか分かって、怖さや不安も半減するでしょうから」
と、ムスメは、現実的対策を考えていた。
ところが、ムスメが、トイレに行った後、み~が、私に聞いてきた。
「おばあちゃんは、一人になっても、泣かない?」
やはり、迷子になって、怖かったのだろう。けれど、夫が逝き、一人残されて涙してから、
はや十三回忌も過ぎ、今では、一人は、たまに寂しくても、気楽でもあるのだよ。
「おばあちゃんは、泣かないよ、み~ちゃん」
と、答えると、
「ジナンおじちゃんが、いなくても?」と、……!
一年に一度か二度しか会えないジナンの名前がいきなり出て来て、びっくりした。
み~の中では、パパとママ、ゆ~とみ~、パパのおじいちゃんとおばあちゃんと、
組になっているのか?そこで、千葉のおばあちゃんと、ジナンおじちゃんと、なったのだろうか。
「おばあちゃんは、ジナンおじちゃんが、いなくても、泣かないよ」
と、答えたら、み~は、「ふ~ん」と、あいまいに頷いていた。
ああ、「おばあちゃんも、一人で迷子になったら、沢山泣くよ」と、言ってほしかったのか。
子供のころ、映画館で迷子になったときには、おばあちゃんも大泣きしたんだよ……。
そう思ったけれど、み~は、すぐ、ゆ~と、遊びだしてしまった。
帰り道、駐車場まで、み~は、ムスメに甘えて、ずっと抱っこしてもらっていた。ムスメは、
「重い重い」と、ふ~ふ~言っていたが、み~は、嬉しそうにママの肩に顔を埋めていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
迷子にさせたことは、本当に反省しています、はい。
無事で良かった。(^^;)
今日は、文化の日。祝日だったね。
オトウトに急いで連絡することがあって、朝、電話したんだけれど、
「仕事に行く前で、ごめんね」
と、言い、「今日は、祝日」と言われて、やっと分かりましたよ。(^^;)
さて、ウィステ的文化の日の過ごし方として、一日、ぐ~たら、本を読んで
過ごしましたね。でも、まだ途中だから、感想も書けないし、
ということで、今日は、先日、エッセイサークルに出したエッセイを・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「初めての迷子」
今年も、お盆休みに、ムスメが、小学生になった孫のゆ~と保育園児のみ~を連れて、泊まりに来た。
活発な二人を、一日、マンションの部屋で遊ばせるなんて、とても出来ず、連日、外へ連れ出す。
三日目の今日は、隣の市の室内型遊戯施設へ出発した。そこは、入場制限もあって、二時間待ちという
混雑ぶりだった。やっと中に入ると、ゆ~とみ~は、人込みを縫って、駆け出す。
ゆ~は、、自動車の運転コーナーへ。み~は、ドレスのお着替えコーナーへ。
これだから、ムスメと私、二人の付き添いが、必要なのだ。
一日、一緒に遊んだり、離れて遊んだりする二人を追いかけていたが、夕方近く、一瞬の隙が
出来てしまった。恐竜のスライダーの向こう側の登り口に回り込んでは、こちら側に滑り降りて来る
二人を見守りながら、ムスメとおしゃべりをしていると、ゆ~が寄って来て、み~が
おままごとで遊びだしたと言いに来た。そこで、おままごとコーナーへと移動中、ゆ~が、
ダンスゲーム機に目を止め、ムスメと私も、「え~、ダンス」と、立ち止まった。
軽快な音楽と、画像に合わせてのダンスに、つい、数分、三人で、手足を振り振り踊ってしまった。
あっ、み~のところに行かなくては!と、ゲーム機から離れ、周りを見たとき、人込みの中を、
み~が、大声で泣きながら、歩いていた。おままごとコーナーと反対側、さっきまで、
私たちが居た方向からだから、みんなが居ないことに気づいたみ~が、泣きながら、
私たちを探し回ったのだろうと、胸をつかれた。
「ごめんね、み~ちゃん。怖かったね~。ママは、そこよ」
と、ムスメのところに連れて行くと、み~は、大泣きしながら、ママにかじりついていった。
その姿がいじらしく、ムスメは、「ごめん、ごめん。怖かったね~」と、しっかりと抱きしめ、
私は、「悪かった、悪かった……」と、み~の頭を撫で続けた。
しばらくして、やっと、み~は泣き止み、ぎこちない感じながら、ゆ~と、模型の電車で遊びだした。
「でも、まだ許したわけじゃないわという顔だわねえ」と、ムスメが言う通り、時々、ムスメに
抱きついてくるから、まだ、ショックは尾を引いているのだろう。
ゆ~とみ~に付き添いながら、ムスメから聞いたところによると……。
ムスメたちは、小一のゆ~には、
「迷子になったら、店員さんのところへ行きなさい」
と、言い聞かせているそうだ。ゆ~は、活発なので、時々、地元のスーパーの中で、
はぐれてしまう。そういう時、ゆ~のほうから、店員さんのところに行って、迷子の呼び出しを
かけてもらうようにと。先日も、
「ゆ~ちゃんが、迷子になって、サービスカウンターの所にいますので、保護者の方は、
お迎えに来て下さい」との放送があったそう。
今の時代は、店員さんに自分から、はっきり頼むのが、良いのでしょうね。
「これから、み~にも、教えておかなくちゃ。そうすれば、はぐれて迷子になっても、
どうしたら良いか分かって、怖さや不安も半減するでしょうから」
と、ムスメは、現実的対策を考えていた。
ところが、ムスメが、トイレに行った後、み~が、私に聞いてきた。
「おばあちゃんは、一人になっても、泣かない?」
やはり、迷子になって、怖かったのだろう。けれど、夫が逝き、一人残されて涙してから、
はや十三回忌も過ぎ、今では、一人は、たまに寂しくても、気楽でもあるのだよ。
「おばあちゃんは、泣かないよ、み~ちゃん」
と、答えると、
「ジナンおじちゃんが、いなくても?」と、……!
一年に一度か二度しか会えないジナンの名前がいきなり出て来て、びっくりした。
み~の中では、パパとママ、ゆ~とみ~、パパのおじいちゃんとおばあちゃんと、
組になっているのか?そこで、千葉のおばあちゃんと、ジナンおじちゃんと、なったのだろうか。
「おばあちゃんは、ジナンおじちゃんが、いなくても、泣かないよ」
と、答えたら、み~は、「ふ~ん」と、あいまいに頷いていた。
ああ、「おばあちゃんも、一人で迷子になったら、沢山泣くよ」と、言ってほしかったのか。
子供のころ、映画館で迷子になったときには、おばあちゃんも大泣きしたんだよ……。
そう思ったけれど、み~は、すぐ、ゆ~と、遊びだしてしまった。
帰り道、駐車場まで、み~は、ムスメに甘えて、ずっと抱っこしてもらっていた。ムスメは、
「重い重い」と、ふ~ふ~言っていたが、み~は、嬉しそうにママの肩に顔を埋めていた。
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迷子にさせたことは、本当に反省しています、はい。
無事で良かった。(^^;)