ほんわか亭日記

ダンスとエッセイが好きな主婦のおしゃべり横町です♪

「ポチと暮らせば」

2010-08-16 | エッセイ
2010年8月15日(日)


朝から眠くて、午前中、ムスメとムコ君とわんちゃんは居間でお昼寝。
ウィステとポチは、2階でお昼寝・・・。
ポチは、寝ているウィステの上をぼこぼこ歩きまわるんだ・・。(^^;)

そういえば、ポチと暮らし始めた頃もそうだったなあ・・。
その頃のエッセイ・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ポチと暮らせば」

四日ぶりに、ポチを迎えに行くと、
「ポチ君、大人しくしていましたよ」
と、ペットホテルの係員は言ってくれたが、私が抱き取ると、ポチはぶるぶると震えていた。
父の家でも居間のサークルに入れようとするといやだと吼えまくって、とうとうサークルを
使うのを諦めたので、見知らぬペットホテルの檻の中では、どんなに怖かったろう。
 私の家に連れ帰ると、ポチは居間のソファーに飛び乗り、茶色の大きな目で私をじっと見つめる。
不安にかられているのだろう。私は、
「ポチ、おじいちゃん、亡くなったんだよ。ポチはこれからうちの子になるんだよ。一緒に暮らそうね……」
と、話しかけた。
 十年ほど前、両親が七十代後半にもなってポメラニアンの子犬ポチを衝動買いしてきた時には、
「最後まで飼いきれるか分からないのに、無責任だわ」
と、しか思えなかった。もちろん、そんな心の内を両親には言わなかったとはいえ、ポチを積極的に
可愛がる気にはなれなかった。私自身は、子供の頃飼っていた犬たちのように
「犬は和犬の雑種。それも貰うか拾ってくる」というのが好みだったが、しかたない、
結局いつか私がポチを引き取ることになるのだろうと諦めた。
 父と母は、夢中でポチを可愛がった。うちの子供たちも大きくなって、顔を合わせる機会も減っていた分、
子犬は年寄り二人の暮らしに華やぎを与えてくれたのだろう。やがて母が老人ホームに入所して一人暮らし
となった父にはポチはますます大切な家族となってくれた。ここ二、三年は足の弱ってきた父に代わり
私が散歩をさせていたが、ポチには、ご主人様は父、私は単なる散歩要員といった認識だったろう。
そして、とうとう、私がポチを引き取ることになった時、犬を飼っている娘がアドバイスをしてくれた。
「犬は群れで暮らす動物だから、どっちがボスかはっきりさせないとだめよ。だから、食事の時は、
人間が先。終わってから、自分って教えるのよ」
 父の食事の時には、ポチはワンワン吼えながら父の脚に飛びつき、父は、「ポーや」と、言いつつ、
にこにこと食べかけのパンやバナナをポチに与えていたっけ。それでは
「飼い主のほうが偉い、だから従わなければ」とポチに学習させられなかったのだ。
 案の定、夕食の時間になり、私が食べ始めると、ポチはソファーから飛んできて、自分にもとせがむ。
ワンワンと煩いが、ここが我慢のしどころだ。とはいえ、鳴き声に急かされついかき込むように食べてしまう。
なんとも落ち着かない夕飯を済ませ、ドッグフードの缶を台所からとってくると、ポチは興奮してワンワン、
ピョンピョン!大喜びのポチは子犬のように愛らしい。だが、一気にほうばると、ポチはまた少し離れた
ソファーの上から私のほうを窺っていた。餌以外はまだ心を許しているわけではなさそうで、
私のボスへの道は未だしだ。
 夜は無人となった隣の父の家の番をしてもらおうと、父の家の居間に置いてある揺り籠のような
ポチのベッドハウスに入れてきた。しかし、翌朝迎えに行って驚いた。居間や廊下、何箇所にもポチの
下痢便のあとが出来ているではないか。ポチも何がどうなったのか不安でストレスから人間と同じように
胃腸に来たんだろうが、後始末は私。犬を飼うって大変だわと、ため息が出た。一週間もせずにポチ
の体調が落ち着くと、
『群れの動物が夜に無人の家で一匹っていうのも可哀相かも』
と思えるようになり、私は、中途半端はやめ夜も引き取ることにした。
「私たち、新しい群れになろうね」
と、その晩、私は少しわくわくしながらポチのベッドハウスを私の寝室に運び、「おやすみ」と、
そこにポチをそっと降ろした。部屋を暗くし、ベッドに横になると、ポチの匂いは案外強かった。
やがて、ポチが動きだした気配がする。なんとポチは私のベッドによじ登ってきて、私の布団の上を
歩き回りだしたのだ。ボコボコボコ。でこぼこと足場の悪いだろう私の体の上を、胸からお腹、
足の上は安定が悪いのか、また上のほうにと行ったり来たり。なんでまた、私がポチの足場にならなければ
ならないのだ。私が起き上がってポチを抱くと、ポチは細かく震えていた。
「ポチ、ここで寝るのよ」
と、再びベッドハウスにポチを入れた。だが、私が横になるのを待って、ポチは再びベッドによじ登る。
ボコボコボコボコと再び歩き回る。それから、居心地の良い場所を見つけて、ポチは横たわり、ふ~っと
息をはいた。そこは、私のお腹の上だよ、ポチ。ただ、私は眠くなっていたので、もう面倒くさいと、
そのまま寝てしまった。
 朝、目を覚ますと、ポチは私の足元で丸くなって寝ていた。
ポチはボスらしい人間の側で安心して眠れたろうか?
「おはよう、ポチ」と、私は朝の第一声をあげた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お昼寝の後、わんこ2匹はお留守番、ムスメとムコ君とウィステでハハのお見舞いに
行ったら、ハハもすやすやお昼寝中だった・・。(^^)

夜、ムコ君は、
「ムスメとく~ちゃんとわんちゃんをよろしくお願いします」
と、言って、帰っていった。
大丈夫ですよ~・・。(^^)

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ポチの受難

2010-08-15 | 日記
2010年8月14日(土)

ポチとわんちゃんの共生の道は・・・?

朝のポチ散歩、突然、大きなゴールデンリトリバーがポチをめがけて駆け寄ってきた。
ポチは・・・?! 
ウィステがリードを上に引っ張り上げて、ポチの一本釣り状態で、ポチ回収・・。
ことなきを得ました。

家に戻って、しばしポチは居間でくつろぐ。
わんちゃんは庭へ・・。

でも、暑くなってきたら、ポチは2階のサークル。不満でも、我慢、我慢。
わんちゃんは居間へ。
午後、ジナンは友人と。ムコ君とムスメは外出。ウィステがダンスから戻ってきたら、
ちょうど、オトウト夫婦が仏壇にお参りに来てくれた。
そこで、わんちゃんを紹介。でも、わんちゃん、不審な人に吼えまくる。⇒わんちゃん退場。
ポチを抱っこしてくる。ポチは、慣れているので、オトウトたちに抱かれる。⇒ポチの勝ち~♪

夕方の散歩から戻ってきたら、わんちゃんはムコ君と散歩中。
居間に入れたら、ポチは、わんちゃんが食べ残したドッグフードに飛びついて、食べてしまった。
⇒ポチの勝ち~♪ 少しは、気が晴れた・・?

そこへ、ムコ君からムスメに緊急連絡。
わんちゃんが、公園で、ウンチを発見し、その上でごろごろしたと!
良い子のわんちゃんなのに、その遊びが好きなのが、玉に瑕なんだよ・・。(^^;)

ポチは、再び2階へ。
わんちゃんは、ムコ君が抱き上げてお風呂場に直行。
しっかり、シャンプーされて、ふてくされていました。(^^;)
あ、お風呂場も、ムコ君が綺麗に洗ってくれました・・。

夜、わんちゃんは、ムスメたちの部屋へ・・。
ポチはウィステの部屋へ。
今日一日我慢したポチだから、部屋の中に放してあげたら、ウィステのベッドの上に乗って、
ふとんをぎしぎし掘りまくっていたわ。
ま、大目に見てあげなくちゃね・・。

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ホストとゲスト

2010-08-14 | 日記
2010年8月13日(金)

午前中、ムスメのレンタルベッドが届き、夕方、ムスメたちがやってきた。
ムスメ・・・お腹が大きくなったね~。(^^)
車から荷物が出てくる、出てくる・・。(^^)
く~ちゃん用のベビーバスやバケツ・・・先輩から貰ったんですって。
そして、わんちゃんも~♪
ポチを見慣れているから、大きい、大きい。

犬好きのムコ君は、さっそくポチと遊びだした。
ポチの目からみると、熊に襲われる~って感じなんだろう、わんわん!吼えまくっていたわ。(^^;)

そして、住み分け・・
わんちゃんは、夜までお庭
ポチは、居間。
わんちゃん散歩中・・ポチ、散歩 + 夕ご飯 ⇒2階の部屋へ。
でも、ポチは下へ行きたがる⇒ポチ、サークルへ。
わんちゃん、夜から寝るまで、居間。

ポチに分が悪い住み分けかも・・。
でも、ポチは、ホスト。ゲストのわんちゃんに譲ってあげてね・・。

ポチのホスピタリティの元、わんちゃんは、居間でごろり・・。
キッチンの床が涼しいと、ごろり・・。

おっと、そこじゃまなんだけれど・・。
ウィステは、わんちゃんを避けながら、調理台と冷蔵庫の間を行ったり来たりして
晩御飯を真面目に作りました。

ムスメが作ってきたおはぎもあって、にぎやかな晩御飯~♪
そして、ご飯の後は、わんちゃんとムコ君が並んで、ごろり~・・。(^^)








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ユニセフ

2010-08-13 | 日記
2010年8月12日(木)

今日は、読書会のTさんが絵画展で受賞したお祝いの会。
作品の写真を頂いた。田んぼに捨てられた伐採された庭木の枝。
そこに咲いている花を中心にした作品です。
捨てられた花に美を見つけた彼女の目線が素敵だな~。(^^)

私たちからのお祝いに、Aさんがユニセフのお店で見つけたブレスレットを差し上げた。
これは、ペルーの先住民が作ったインカ模様のブレスレットで、可愛いの~。(^^)
ユニセフだから、売り上げから寄付もされるしね。

Aさんは、私たちにもユニセフと書いてあるブルーのノートを買ってきてくれた。
発展途上国では、ユニセフがこのノートを配っているそうだから、世界の子供たちと
お揃いのノートね・・。(^^)
はい、これでお勉強します。

それから、お食事を頂きながら、おしゃべり、おしゃべり。
Aさんの89歳のお母さんは、近隣の高齢者専用賃貸住宅にすんでいらっしゃる。
足が痛いとおっしゃるそうだけれど、いたって元気。
週に一回、近所のスーパーの売り出し日に行って、お菓子を買ってきて、それを、
出歩けなくなった周りの方々に差し入れするんですって。
「これ、食べたかったの。ありがとう」
と、言っていただけるのが、「生きがい」と、おっしゃっているそうです。

高齢者同士の助け合いですね・・。(^^)

お食事は、「5種のデザート付きコース」

バジルのカキ氷・・・いや、素敵な名前があったんだけれど、覚えられない・・。
桃とゼリーのコンポート。
なんとか風の焼き菓子。・・・栗の粉とか栗がいっぱい。
なんか柔らかくて白いムース。
ティラミス・・・こんなクリーミーなティラミスって、初めて~!

もう大興奮。
そういえば、パスタがメインで、肉とか魚のようなメインディッシュはなかったけれど、
全然、気にならなかった。デザート5種、素晴らしかった~♪(^^)

夜、体重がなんと1.5kgも増えていた・・・信じられない。(^^;)
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ベティさん

2010-08-12 | 日記
2010年8月11日(水)


今日は、ダンスサークルの暑気払いパーティの日。
いつものお稽古の後、ダンスホールというか、ダンス練習場へ移動した。
そこは、かなり広くて、競技選手たち数組が来ていた。
彼らのスピーディで滑らかな練習風景を見ながら、ウィステたちはまずはお弁当。

なんか、すごいな~・・と、ウィステごときが一緒に踊るのは・・と、フロアに出づらい。

しばらくしたら、踊りに来たんだもの、踊らにゃそんそん・・と、本来の元気が
戻ってきて、気にせず、踊りだしたわ~・・。(^^)

じゃんじゃか踊っていたら、あら? I氏がフロントの中に入って、オーナーのおばあさんと
お話をしている。
お茶をもらいに行くと、I氏が、
「ウィステさん、ほら、俺が作った人形だよ」と、棚に飾られている粘土人形を指した。

I氏は、粘土人形(←形作って、色を塗って、焼く)の趣味があって、社交ダンスの決めポーズを
とった人形を作って、友人たちにあげている。
ここのオーナーさんともお友達だったのね。

I氏は、「ウィステさんにも作ってあげるよ」
「うわ~嬉しいな~。あの、人形のお顔は、前に作ってた、猫ちゃんのお顔のがいいな」(^^)
「いやいや、顔は、ウィステさんの顔にするよ・・。ベティさんのね」

なぜか、I氏には、ウィステの顔って、漫画のベティさんに似て見えるらしい・・??

「似てないから・・。猫ちゃん顔のが・・」と、言うけれど、
I氏は、「いやいや、ベティちゃん・・」と、譲らない。
猫じゃなくても、犬バージョンでもいいんですが・・。

作ってもらうほうが注文するのって、やっぱり、僭越かなあ・・。

でも、ウィステ、似てないんだって~!
あんなに、ボンッ、キュッ、ボンッじゃありませんし~・・・。(^^;)
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