I am afraid I shall lose my way.

空を眺めて

小さく　呟く少女がいる




黙って　海を眺めて

涙を浮かべる　少年がいる




哀しげな後姿で

砂に文字を書いては消す女（ひと）がいる




春だから　ありえないと

打ち消す　心がある




春だから　仕方がないと

迎合する　想いもある




そんな　こんなに

何一つ　決まりの無い時間の流れの中で



いまあなたは　何を想って

過ごしているのかと　ひたすら　

推し測る　迷い多い心がある



こたえが見つからなくて

彷徨い始めるまえに

誰かが　迷い道の入り口に

立ちはだかってくれないだろうか・・




心のそこから

湧きでてくる　あたらしい

哀しみや　矛盾や　そして

争いや　ねたみなどに

翻弄される時が来る前に




ただ　春は新鮮で

希望に溢れているのだと

定番のように　

説いてくれないだろうか

I am afraid I shall lose my way.
道に迷いそう

ハクサンボク
花言葉　忠実

畏敬の・・

休日に訪れた　海辺の神社

奉納された品々をながめて

人々の心の奥を　推し量る



ただ手を合わせるだけで

なにかを　捧げだしてしまうような

おもいに　包まれ



その先にあると思える

大きな存在への　途を

瞬時に辿る



形あるものを奉納してはないけれど

心が　一瞬真っ白になった気がするのは

心を奉納してしまったのかもしれない



常に心の中にある

天地創造にかかわった大きなものへの

畏敬の念が

生々しくよみがえる



特別な信仰を持たないけれど

オガタマノキ
花言葉　畏敬の念