夢にうかれて
まるで 恋する少女のように
好きな歌を 口ずさみ
あゆみは ほぼスキップ
沢山の花たちと
夢の話に さんざめき
花たちに ゆめの秘密を小声で・・
それは 恋する少女に似て
たわいもなく 不確かな
約束もない 夢物語
花たちは 曇り空を忘れて
少女の夢を 飾り
曇り空からは
やがて 涙の粒が あふれ出すのを
知っていても
憧憬に満ちた時が 流れて
現実の時間が
夕暮れを 運んでくるまで
浮かれた思いを 少し
後悔しながら 明日へと 身構える
少女の時間は
瞬く間に 過去になる
カイドウ
花言葉 妖艶、温和