ぶらつくらずべりい

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阪森郁代「ランボオ連れて風の中」昨夜の驚き

2013-04-29 05:55:01 | クンストカンマー(美術収集室)短歌
轟きて地下の列車は夜もゆく月照る森に禽獣を恋ひ

地下はもともと暗い。故に夜も昼もなく月も見えないはずだ。だからこそ、本物の夜や月照る森が見たいのだ。いくら轟くほどに走っても行き先は禽獣のもとではない。