ぶらつくらずべりい

短歌と詩のサイト

短歌人九月号 弘井文子

2010-09-09 06:01:11 | クンストカンマー(美術収集室)
歩みつつ触るるまにまにつなぎたる右手あつくも冷たくもなく
熱くも冷たくもない手。そして、繋いだり離したるする手。この何気なさがいい。何気なさはリアルを感じさせ、リアルには詩を感じる。「あつく」の平仮名が、全体を優しいイメージにしている。

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