笹井宏之「ひとさらい」こころをゆるす 2012-08-24 07:06:33 | クンストカンマー(美術収集室)短歌 一生に一度ひらくという窓のむこう あなたは靴をそろえる この歌集で一番好きな一首を選ぶならこの歌だ。心の奥が強く握られ揺さぶられる。 一生に一度しかひらかない窓。その窓を出られたらあなたは靴をそろえている。出掛けようと言わんばかりに。窓の向こうに行けたのだろうか。 « 短歌人8月号「誕生日」高松霞... | トップ | 短歌人8月号「誕生日」高松霞... »
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