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小池光「バルサの翼」転位する夏の歌

2012-01-10 04:56:06 | クンストカンマー(美術収集室)短歌
対峙とや身のほど知らずのまつ盛りにて踏み荒す父の花群を

踏み荒らした父の花群はまた復活する。ただ息子は若さの衝動に駆られて暴れる。暴れさせる庭を持つのもまた父なのだ。私の父はあまりにも弱かった。だから一度も暴れることがなかった。それは空しいことだ。

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