みづからを的とするべく冬の野にコートのわれは立ち上がりたり
昨日の一首で枯草原に身を潜めていたが意を決して立ち上がる。的になるために。何に狙われているのか。冬の野にコート。それだけで映像が浮かぶ。枯草原と人間。犠牲になるべきは人間だ。しかし、作者は人なのだろうか。存在は人でも精神は神に近い。
昨日の一首で枯草原に身を潜めていたが意を決して立ち上がる。的になるために。何に狙われているのか。冬の野にコート。それだけで映像が浮かぶ。枯草原と人間。犠牲になるべきは人間だ。しかし、作者は人なのだろうか。存在は人でも精神は神に近い。