元ライターの小説家への道

僕もまだ本気を出していません。

宇宙戦争を見た(ネタバレあり)

2005年07月06日 07時31分46秒 | アレコレ鑑賞
・三島由紀夫の作品だったでしょうか?主人公の少年が金閣寺を燃やした後、山に逃げ込んで生乾きのブラジャーの憂いを嘆くのは。今の僕は生乾きのパンツを履いています。イヤァね雨って。

・恐らく、僕が死ぬまでやり続けるであろうイースシリーズの最新作が出た。画像のゲームである。ヤバ楽しい。他にも大航海時代や、いまだ真のエンディングを見ていないドラクエ8、塊魂の新作をやらないといけないのに!時間がナイヨ。楽しいヨ。

・さすがだよアカギさん。地より這い出し中を積もるのはやはりアカギだね。

・デスノート7巻を買った。もう楽しすぎて気が狂いそう。ライト…あんたは最高だ。そこまで考えて行動していたとは大したものだ。尊敬しちゃうよ。「計画通り」の顔が最高に良いよ。それとエル。「ワタリ?…」と不安げにいうコマが大好きだ。はやく8巻出ないかな。

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 宇宙戦争を見た。(ネタバレあるので注意!)

 CLOSE ENCOUNTERS OF THE THIRD KIND(未知との遭遇)が公開されたのは1977年。それまで侵略者だったエイリアンがこの作品で地球人との友好を求めて地球にやってくる。この作品に登場した宇宙人は、グレイに似ている。現実世界で宇宙人を目撃したという人が描く多くの似顔絵がグレイ。未知との遭遇がそれらに、多大な影響を与えたと言っても過言ではないだろう。

 The Extra-Terrestrial(E.T.)の公開は1982年。宇宙人との友好を描いたスピルバーグ監督は、この作品で少年と宇宙人の友情を描き、世界中を感動のずんどこに陥れる。この作品は世界中で売れまくり全米興行収入第一位の座を、同じくスピルバーグ監督のジュラシックパークが公開される1993年まで守り抜く。

 そして今年、WAR OF THE WORLDS(宇宙戦争)が公開された。いままで宇宙人との友好と友情を描いてきたスピルバーグ監督は、ここにきて再び、宇宙人に侵略者のレッテルを貼り付けた。原作はH.G.ウェルズの古典SF「宇宙戦争」。これがスピルバーグの手でどのように料理されるか楽しみだったのだが…

 さすが古典というべきかなんか設定がアマアマ。宇宙人が巨大ロボットに乗り込んで地球人狩りを行うのだが、その効率が悪い。地球人を凌駕する科学力を持ちながら、人間をひとりずつレーザービームで殺したり、これまた一人ずつタコ足で人間を捕獲して金属製の折の中で閉じ込めたりする。「ああ、そうなのか。この映画は知的なSFではなくてバカ系CG映画なんだなと」思ってみていると、安いヒューマンドラマを展開したりする。愛国心溢れる男が出て来たシーンは、バカ過ぎて見てられなかった。もっとズバズバ人間を抹殺するシーンを観てスカッとしたいのに。

 その他にもあまりにも主演のトムクルーズにご都合的な展開が続きすぎる。宇宙人は赤外線カメラとか発明してないのかな~とか、地球のリサーチあまいんじゃないの?なんて思った。まぁそれらは1989年に発表された原作が元になっていると考えれば、納得できなくはないが…。

 僕の期待が大きすぎたのかもしれない。たしかに始まって30分は面白かった。古典的なデザインが逆にカッコェェー。無慈悲に人間を殺しまくるエイリアンガンバレー。しかしそれだけだった。宇宙戦争は「未知との遭遇」、「E.T.」の後に続く良質SF映画ではなく、パニック系CG映画「ジュラシックパーク」に続く作品だった。良質SF映画を見るなら「コンタクト」、バカCG映画を見るなら「マーズ・アタック」がオススメです。

 日本のゲームとマンガバンザイ!
コメント (5)
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