年齢は周りの人に取らされるらしいぜ

「お父さんが子供の頃は、東京にも雪が降ったんだぞ」

　なんて言う日がいつかくるのでしょうか。

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　2月20日に生まれた人は、その道の天才が多いと聞きました。野球の天才「長嶋茂雄」、プロレスラー最強のハチャメチャ男「アントニオ猪木」、お笑い界の殿「志村けん」、V6で一番の頑張り屋さん「森田剛」、石野家で最も志村けんのコントに出演した「いしのようこ」などの方々がいらっしゃいます。正直、森田剛といしのようこは、何の天才か分からなかったので適当に書きました。ごめんなさい。

　そして忘れてはいけないのが、日本で一番見た目が若い35歳「村尾さん」も2月20日生まれでございます。おめでとうオレ。別にめでたくないぞオレ。一応35歳と書きましたが、見た目はいつだって実年齢-10歳の25歳でございます。

　そして精神年齢はセブンティーン。夢見がちな俺はセンチなため息をついているし、口うるさい大人達のルーズな生活に縛られても素敵な夢を忘れやしない。そんな妄想をする35歳なんです。何のために生きているのか分からなくもなっているんです。

　先日ですが叔母と話をする機会がありました。叔母は60歳くらいでしょうか。その叔母が言っていました。

「私は昔から何も変わっていないのに、周りが私を60歳として扱うのよ」

　そうなんです。見た目の老いが現れると中身もそれに伴っていると、周りの人が勝手に思うんです。幸い僕は25歳に見られるうえに、中身は17歳なので叔母のような悲しみには遭遇しないのですが、言っていることは大変よく分かりました。

　僕がリアルに17歳の頃は、35歳はすごい大人だと思っていました。しかし35歳になっても僕は17歳のままだったんです。けどやっぱり周りは変わっていきました。ニュースに映し出される犯罪者が僕の年下なんです。すごい才能を持った人が年下だったんです。しかし病気で亡くなった人がひとつ年上だったんです。

　光り輝く生命力は過去のもの、振り向いても見えない死を背後に感じる年齢。それが35歳ではないでしょうか。幸い僕は25歳にしか見られないので、それらには無縁です。

以上をもって35歳の所感と変えさせていただきます。よろしくお願いします。


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