元ライターの小説家への道

僕もまだ本気を出していません。

ぽこちん丸だし-その3-

2008年03月24日 00時24分05秒 | 日々雑感
 初めて配牌で聴牌、地和を上がりそうになりました。あと上がれませんでしたが、配牌で南トイツで残りはすべてソーズというのもありました。

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 前回の続き

「もしもし、○○センターですけど、技術的なことでお聞きしたいのですが…」

 そう言ってショップ店員は話を始めた。

「あの、お客様の携帯電話なんですが、起動時にですね…」

 お、言うのかな?

「意図しないメッセージが出るんですけど」

 あらま…

「そのような機能はあるんでしょうか?」

 それから少し、電話の相手に待たされる形になったのだが、店員が思い出したように口を開いた。

「お客様の携帯でそのような機能があるかは分からないのですが、私の携帯ですと起動時にメッセージを設定できるんですね。私の機種ですと上の方にでるんですけど、ご存知ですか?」
「いや、知らないですね」

 そういうと女性スタッフは僕の携帯のマニュアルを引っ張り出してきた。

「ほらこれですね」

 そこには僕の携帯で電源オン時にメッセージを表示する方法が書かれていた。

「お客様はこの設定をご存じなかったんですよね」
「ええ、知りません」

 僕は本当に知らなかった。

「例えばですね。ご友人の方や知らない方がお客様の携帯を触ったりとかはありますか?」
「いえ、ありえないと思います」
「では赤外線通信とか、ブルートゥースの設定はいかがですか?」
「赤外線通信はしていませんが、ブルートゥースは常にオンにしています」
「あくまでも憶測ですが、ブルートゥース経由でそのような設定を変更するとかですね…」

 確かにブルートゥースはオンにしているが技術的にそんなことは可能なのだろうか。もしできるなら何らかの問題として、すでにニュースになっているのではなかろうか。再び、女性スタッフは電話で話を始めた。

「はい。そうです…メッセージです。それもあまり良い意味でない言葉が出ているんです」

 結局、彼女から聞けた「ぽこちん丸だし」に関する言葉はオブラートに包まれたこのセンテンスだけだった。

「それとですね。たとえばブルートゥース経由で携帯電話の設定を変更できるのでしょうか…。はい、それも調べて頂けますでしょうか…」

 彼女が話をしている間、僕はマニュアルに沿って起動時のメッセージ表示の設定を見ていた。するとそこには「ぽこちん丸だし」の文字が。これだ。このメッセージが表示されていたのだ。しかし僕は設定をした記憶がない。じゃあ誰かが…。それも考えられない。

 その後、数分間待たされるも、電話口の人から回答はなかった。この日僕は用事があったので、用件の途中ではあったがソフトバンクショップを後にした。

 なぜだろう。メッセージが表示される機能があり、そのために表示されたのは分かった。しかしなぜその設定が有効になり卑猥な文言が入力されていたのだろう。誰かがやったのだろうか?ブルートゥースでおかしな設定を送られたのだろうか?

 いや、一番怪しいのはこの僕だ。状況から考えると僕が一番怪しい。設定をした記憶はまったくないのだが、「ぽこちん丸だし」なんて言葉を僕なら打ちかねない。もしかしたら携帯の購入当初にマニュアル見ながら入力して、コロッと忘れているのではなかろうか。

 そして入力したことを忘れて月日は流れて、これまた何かの操作ミスで記憶にはないのだが、電源オン時にメッセージを表示するように設定が変わり、表示されたのではなかろうか。ソフトバンクショップを離れる時、

「なにか重大な問題が分かったら教えてください」

 と伝えたが、問題は僕の頭の中かもしれない。そして女性スタッフの大人の対応に天晴れ。

-Fin-

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 新学期にはシルバーアクセサリーを身に着けて行くと良いと思うよ。

ノーブランド シルバーアクセサリーショップ 銀ピカ.com
コメント (4)
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