元ライターの小説家への道

僕もまだ本気を出していません。

子供の名前を間違えた

2013年05月08日 23時28分18秒 | 日々雑感
「【他県出身者には】千葉県の読み方がわからない地名シリーズ【読めない】」

 千葉県出身だけど、ほとんど読めない。

---

 先日、子供を連れて家の近くの公園に行った。子供はプラスチックのスコップを持って、砂場で一生懸命に山を作っていた。山がだいぶ大きくなってきた頃、公園で遊んでいた一人の子供が参戦してきた。大人同士の場合、面識がなければ普通は話しかけないが、子供はガンガン話しかけてくる。

「山、大きいですね」
「一緒にやらせて」
「この子、何歳?」

 そこはまぁ大人を演じながら答えてあげたりした。

「キミは何年生なの?」
「小学4年生」
「名前は?」
「鴻巣レオナ(仮名)」

 と聞こえた。ああ、鴻巣って、うちの近くの鴻巣さんの子供なのか。と思った。面識はないけど。レオナか。男の子にレオナって珍しい気がする。まぁ俺も女の名前だから人のことは言えないが。

「レオナって良い名前だね」

 というと、それまで嬉々として話していたその子が固まった。ように見えた。しかし山づくりは熱心に続けていた。やがて日が暮れて家へと向かったのだが、鴻巣さんの家の前を通って表札を見てみたら、レオヤと書かれていた。ああ…と思った。だから固まったのかと。恐らく、間違われることが多いのだろう。またか…と思ったので訂正しなかったのだろう。

 名前を間違えられたり、四の五の言われるのいやだよね。今度、会うことがあれば自然にレオヤと呼んでやろう。レオナと言ったのは俺の言い間違いではなく、お前の聞き間違いだったんだぞと思わせるくらいに。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする