元ライターの小説家への道

僕もまだ本気を出していません。

「IBM 奇跡の“ワトソン”プロジェクト: 人工知能はクイズ王の夢をみる」を読んだ

2016年04月20日 08時39分08秒 | アレコレ鑑賞
「シャープらしさ 復活願う声」

 俺の中のシャープらしさとは低クオリティ。いままで買ったCDラジカセとビデオデッキはすぐに壊れた。いまの会社のコピー機もしょっちゅうメンテの人が来ている。

---

 「IBM 奇跡の“ワトソン”プロジェクト: 人工知能はクイズ王の夢をみる」を読んだ。最近、人工知能に興味がある。少し前になるが、会社でIBMのワトソンの仕事をしないかと募集があった。いまやっている仕事的に、自分が抜けてほいほいと別の仕事をして良い状況ではなかったが、俺は手を上げた。結果はまぁ駄目だったのだが、その話をもらった時にこの本を読んだ。最近読んでいた本といえば小説ばかりだったが、こういう本もなかなか面白い。

 本自体はワトソンの成長を見守る章と人工知能のアレコレに関して書かれている。アレコレの方が面白かったかな。いまの人工知能は程度は低いが金を生み出す派と、知能とはなんぞや?という高度で哲学的な方向に進む派で分かれているとか、ウェブでたまに見かける文字ぐにゃぐにゃ入力が意外なモノの解析に役に立っているとか。

 この本を読んでいる間に、人工知能は囲碁のチャンピオンに勝ってしまった。もう人間がマシンに勝てるゲームはないだろう。なんとか麻雀なら勝てる可能性はありそうだが、厳しい気がする。いまはテーブルゲームがフィールドだけど、マシンが二足歩行を手に入れたら、スポーツの分野にも進出するかもしれない。最初は人工知能とは無縁な100メートル走かな。その後はサッカーか野球か、知能を必要とするスポーツでもやるのだろうか。

 俺が生きている間に、シンギラリティを超えるとうれしいのだが、2045年まで生きていられるだろうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする