元ライターの小説家への道

僕もまだ本気を出していません。

僕が固い石をぶつけると、君は「痛い」といってくれるだろうか。を読んだ

2005年02月23日 12時54分30秒 | アレコレ鑑賞
 さぁそろそろ1時間を経過しようとしていますが、あと40ページくらいあります。1枚1分以上のペースかこりゃ?

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 天久聖一のマンガ『僕が固い石をぶつけると、君は「痛い」といってくれるだろうか。』を読んだ。
 一見、詩的な文章というのは馬鹿に見えてしまうことがあるが、この作品は馬鹿です。僕はヤフオクで買ったのでついてなかったけど、当時の帯には「衝撃!ヨダレで絵を描く漫画家再登場!」と書いてあった。

どんな内容かというと、色々な雑誌に書いていた4~5ページの作品を寄せ集めたヨダレの結集で、例えばこんな作品がある。

場面はラーメン屋。そこにひとりの学生(ステキさん)が現れた。店主が問う。

「ステキさん何にしましょう?」
「ビフテキ」
「うちはラーメン屋だからビフテキはないのね…」
「でもビフテキ」

困った店の主人は目玉焼きを作り、ステキさんに出す。

「へいビフテキ一丁!!卵の」

それを食べるステキさん。食べ終わるステキさん。

「ごちそう様」
「毎度!120円になります」
「2円しかない」
「2円で良いです」
「はい」

店主拳を握り締めて言う

「帰れよ」

以上!

 これはまだ分かりやすい方。他のはもうヨダレの後にしか見えない。こんな作品だけど学生の頃読んだ時はゲラゲラ笑っていた。あの頃を思い出して、絶版になっているこのマンガをやっとこさヤフオクで買ったんだけど、ゲラゲラ笑えなかった。面白かったけどね。馬鹿で洒落が通じる人にオススメします。薦められたところで売ってないんだけどね。
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