元ライターの小説家への道

僕もまだ本気を出していません。

龍臥亭事件と龍臥亭幻想を読んだ

2005年02月23日 12時35分47秒 | アレコレ鑑賞
 まだ印刷終わらないよ。やっぱ会社のプリンタってすごいね。24枚印刷するのにどれだけかかってるんだよ!あと48枚の別書類があるのに…

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 島田荘司の「龍臥亭事件」と「龍臥亭幻想」を読んだ。島田作品には探偵の御手洗潔と刑事の吉敷竹史という、ふたりのヒーローが登場する。御手洗は天才肌で少しの情報を元に一瞬ですべてを理解してしまう。一方の吉敷は地道に情報を収集して犯人逮捕につなげていく。いままでこのふたりが登場する作品は別物で、第三者がお互いの作品に登場することはあっても、当人同士が出会うことはなかった。

そして今回の「龍臥亭幻想」の帯に「御手洗潔と吉敷竹史の推理がクロスする」なんて書いてあるもんだからよ。俺はドキドキしちゃってよ。「龍臥亭事件」の上下巻と「龍臥亭幻想」上下巻を一気読みしたわけだ。

 んで、思ったけど御手洗ファンの僕としては面白かったけど、初めて読む人は「ぽか~ん」だと思った。あと島田作品の特徴として奇想天外なトリックをどうやって説明するかというのがあるが、正直言って僕的には「占星術殺人事件」以外は奇想天外な部分が破綻していると思う。「そう言われればそうだけどさ、そりゃ無茶だよ」というのばかりだった。今回の作品も然り。けどそうじゃなきゃ御手洗が登場する意味というのが薄くなっちゃう気がするな。ちょっと吉敷作品でも読み漁ろうか。

 と言うわけで僕はミステリーの内容には触れません。これから読む人がつまらなくなっちゃうから。
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