日食と月食の画像

2009年07月22日 19時33分52秒 | 観光・旅行・風景

本日7月22日に、日本では46年ぶりとなる日食が各地で見られた、というのは誰もがご承知のことでしょう。
今回、皆既日食となったのはだいぶ南の方で、関東など日本列島では部分日食となりました。ということで例によって撮影を敢行したのであります。

観測データとして、まず埼玉北部(熊谷地点)では

   食の開始/午前9時55分04秒
   最 大 食/午前11時11分54秒(73.7%)
   食の終り/午前
12時28分49秒

とのこと。ひとまず10時前にはと思ってカメラの準備をするも、空はドン曇…。半ばあきらめかけた午前10時30分頃に、ようやく待ちかねた太陽が雲の間から姿を現しました

おっ、欠けてるではありませんかっ

ファインダーは覗かずに、シャッターを切って画面を見ながらピントと露出、位置調整をくり返し、撮影しました


≪午前10:29  67%ほど≫

その後、ふたたび雲に隠れてしまい、最大食はあきらめていたのですが…


≪午前11:11 最大73%≫

どうにか最大食前後の5分ほど晴れてくれました
暗くなったかは全く感じませんでしたね(笑) 太陽の力、恐るべし…


 次の皆既日食は26年後、2035年9月2日(日)で、地域は北陸から北関東にかけて見られるようです。まだまだ先の話ですから、この頃には今以上にカメラや観測機器が進化しているでしょうね。ただ、今回が今世紀最長の皆既日食だったことから、このときはあんまり条件が良くないのかもしれません

 話は変わって条件が良いとされた「月食」の写真を発掘したのでご紹介します。これは2000年7月16日の皆既月食。21時前から未明にかけての皆既食で、皆既時間が長く、注目だったように記憶しています。


雲の影響と露光時間が下手なので微妙ですが、食の前半の写真

月が次第に地球に影になっていく様子が、なんとなくわかります。
月は太陽とは違って肉眼で見られますし、望遠鏡、双眼鏡、カメラでも大丈夫。


ボケてますが皆既中の様子。このときは2時間弱、皆既月食がみられた

 皆既月食は太陽の光による地球の影に月が入り込む現象で、日食より見るチャンスは多いですね。皆既中は大気中の太陽光反射で、地平ギリギリから昇ってくる月のように赤っぽく見えます。皆既月食の気になる次回は、2010年12月21日(火)17時前後です。

 硫黄島のダイアモンドリング、コロナはすばらしいものでしたね。本当に興味深い宇宙。ロマンを感じてなりません