(セ・パ交流戦、中日5-4日本ハム、1回戦、中日1勝、14日、ナゴヤドーム)中日・高木守道監督(71)と井端弘和内野手(38)が試合中、中継プレーをめぐりベンチ裏で“一触即発”となった。5-4で勝ち、セ・リーグ最下位を脱出したものの、まだ借金6。昨季まで10年連続Aクラスの中日に、不穏な空気が漂い始めた。
最下位脱出のベンチ裏で、あわや空中分解の危機だった。接戦を制した後の会見。高木監督は井端との“トラブル”について問われると、顔を真っ赤にした。
「指摘しただけのことや。そんなことは言いません!!」
七回に4-4の同点に追いつかれ、選手がベンチに戻ると、高木監督が井端に注意した。背番号6は不服顔でベンチ裏に下がる。指揮官が表情を変えて追う。他の選手らが、慌てて止めに走る。その一部始終がテレビ中継で映し出された。
直前の守備が原因だった。七回二死二塁で、稲葉の中前打を処理した大島が本塁へ返球も、楽々と二走の生還を許した。指揮官は、カットマンがいなかった状況に苦言を呈したという。
「監督は(遊撃の)井端が入れるんじゃないか、と言っていた。俺は(一塁の)クラークが入るべきだと思ったけど。キャンプでもやっていないし、難しいプレー」
渡辺守備走塁コーチが説明した。一塁手がカットに入るのが一般的だが、試合後の井端は「僕が入るべきでした」と、ベテランらしく落ち着きを取り戻していたが…。
試合後にはチームミーティングを開き、問題解決を図り、球団も不問に付す方針。「男が斬る、斬られるの中でやってりゃそういうこともあるんじゃない?」とベテラン山崎は笑い飛ばした。ただ昨年も高木監督は権藤前投手コーチとバトルを繰り広げた。奔放な指揮官の発言が、借金6に沈むチームをさらに負のスパイラルへ導きかねない。後味の悪さが残った。
※引用しました。
いまもっともメジャーに近い日本人投手といわれる、東北楽天のエース・田中将大(24)。あまり知られていないが、マー君は毎年、変わり種グローブを作って、練習用として使っている。一昨年は迷彩柄、去年はヒョウ柄のものを使っていた。そして今年は……。
赤・ピンク・黄・緑・紫の5色に染め分けられたグローブ。そう、あのアイドルグループ「ももいろクローバーZ」メンバー5人のイメージカラーと同じだ。よく見れば色の並びまで、メンバーの立ち位置と一緒。WBCの練習でも使っており「マー君のグローブがももクロカラー」と一部で話題になっていた。
この件に関してマー君を直撃!
――ズバリ、あのグローブって「ももクロ」の色なんですか?
「練習用グローブは、自分で遊び心を出すためにいろいろやっていますが、今回作ったのは、ももクロの各メンバーに(イメージカラーの)色があるので、それに合わせて作ってみました。もちろん、ももクロが好きだからですよ」
マー君は昨季、本拠地で投げる際の入場テーマ曲に、ももクロの代表曲の一つ『走れ!』を使用。そして今季のテーマ曲は、ももクロの『overture』。ライブでメンバーが登場する前に流れる曲で、モノノフ(ももクロファン)なら全員知っているが、モノノフじゃないと知らない曲だ。昨年より、よりマニア度が増したチョイスとなっている。
「昨年も今年も、登板時に曲がかかっている部分の映像だけ、動画サイトにアップされていた(笑)。たぶん、ファンの方々が『田中が使っているぞ!』ということでアップしてくださったと思うので、そういう方々にも、これをきっかけに試合に足を運んでいただきたい」
AKB48のファンとしても知られる、球界を代表するアイドル好き・マー君。日本プロ野球を代表する右腕は、彼らしい発想でファン拡大を願っているのだ。
※引用しました。
Jリーグは15日、開幕20周年を迎える。スポニチでは「J20周年 過去、現在、未来」と題し、その20年の歩みを検証しながら未来像に迫る連載をスタート。第1回は93年のJ元年から日本サッカーをけん引してきたJ2横浜FCのFW三浦知良(46)の特別インタビューを掲載。数々の金字塔を打ち立ててきたカズがブラジル、欧州での経験も踏まえ「Jリーグの今」、そしてより魅力あるリーグへ発展するための「未来への提言」を熱く語った。
聖地国立で華々しく開幕したV川崎―横浜M戦から20周年。当時、まばゆいスポットライトを一身に集めたヒーローは、今も日本サッカーの先頭を走る。これはカズが語ったJリーグの今、そして未来への提言だ。
「20年でクラブ数が(10から)40に増えるのは世界的にも珍しいよね。底辺のレベルは上がったと思う半面、当時のV川崎(現J2東京V)みたいなクラブがなくなって全体的に平均化した。クラブ経営でも赤字は駄目だとか、給料も抑えられたり、行き詰まっている部分があると思う」
人気、実力が突出したクラブの消滅。昨年からクラブライセンス制が導入され、Jリーグ参加資格はより厳しく審査される。クラブ間の平均化は加速の傾向にある。
「この世界、格差はあっていいと思うんだ。ハード面はJ2でも立派なクラブハウス、練習場がある。そうでないクラブもあるけどJリーグは平均して整っている。本来ならJ1とJ2、資金力でも違う。世界はどこを見てもビッグクラブ、中堅、そして小さなクラブがある。僕は99年にスコットランドのハイバーニアンでプレーしたことがあるけど大学の練習場を借りてた。世界にはいろんな形があるんだ」
総じて安定しているが、憎たらしいほどの強者を倒して名を上げる、富を得るというロマンに欠ける。今のJリーグにプロ野球で言う「巨人」は存在しない。
「だからJリーグには毎年、どこが勝つか分からない面白さはある。でも選手としては夢も欲しい。極端に言うとJリーグにはビッグクラブに移籍して今の10倍の給料をもらう夢はない。年俸1000万円の選手が1億5000万円になり、5億円になりってね。欧州にはあるから。日本では上限でも1億円でしょ。年俸が何百万という選手も多い。その選手が3年後に5億円っていう夢は考えにくいよね」
V川崎時代、カズの年俸は2億円を超えた。富も名声も手にしたジャパニーズドリーム。誰もがカズに憧れ、他クラブは打倒V川崎に燃え、リーグ全体が活性化された。
「21歳の頃、ブラジルのキンゼ・デ・ジャウーというクラブにいた。当時ジャウーは人口11万の小さい町で、そこに全国区でセレソン(ブラジル代表)もいるコリンチャンスが来ると町全体で“倒すぞ!”って雰囲気になった。僕はそのコリンチャンス戦でゴールを決めたんだ。ブラジル全土に生放送されて、新聞でも桁違いに扱われた。そういう文化はまだ日本にないよね。見ている子供たちだけでなく、選手も夢を持てるようなビッグクラブがない」
※引用しました。
阪神は15日、福原忍の出場選手登録を抹消した。福原はここまで抑えの久保康友につなぐ中継ぎとして16試合に登板し、0勝0敗0S11ホールド・防御率0.61の成績を収めていたが、同日朝に腰の張りを訴えた。
また、千葉ロッテはグライシンガーを登録した。昨季12勝を挙げたグライシンガーだが、キャンプ中に右肩を故障。2軍で調整を続けていた。昨年10月7日以来の1軍マウンドとして、古巣・巨人戦に同日先発予定。
以下は、15日のプロ野球公示。
●セ・リーグ
【出場選手登録】
ヤクルト 徳山武陽投手
阪神 清原大貴投手
【出場選手登録抹消】
阪神 福原忍投手
●パ・リーグ
【出場選手登録】
西武 斉藤彰吾外野手
ソフトバンク 川原弘之投手、福元淳史内野手
ロッテ グライシンガー投手
【出場選手登録抹消】
西武 ウィリアムス投手
ソフトバンク 大場翔太投手、金無英投手
ロッテ 伊藤義弘投手
※引用しました。
15日のプロ野球セ・パ交流戦の予告先発投手が発表され、千葉ロッテのグライシンガーが巨人戦で今季初先発する。昨季、12勝を挙げた助っ人右腕は、古巣相手に今季初勝利なるか。
また、プロ30年目の中日・山本昌は、今季2勝目を懸けて日本ハム戦に先発する。
■巨人・澤村-ロッテ・グライシンガー
澤村はここまで6試合で2勝2敗0S・防御率3.29。グライシンガーは今季初先発。昨季は25試合に登板して12勝8敗0S・防御率2.24。
■ヤクルト・徳山-西武・牧田
育成2年目から初めて1軍昇格を果たした徳山はプロ初先発。牧田は6試合で3勝2敗0S・防御率1.65。
■DeNA・小林寛-楽天・ダックワース
小林寛は今季4試合に登板。勝敗はついていないが、6回2/3を投げて2安打、失点ゼロ・防御率0.00と好調だ。ダックワースは6試合で2勝3敗0S・防御率4.04。
■中日・山本昌-日本ハム・吉川
山本昌は今季2試合に先発して1勝0敗0S・防御率1.86。吉川は6試合で3勝3敗0S・防御率3.55。
■阪神・榎田-オリックス・松葉
榎田はここまで6試合で2勝3敗0S・防御率1.31。8日の福岡ソフトバンク戦でプロ初勝利を挙げたルーキー・松葉は、2試合で1勝0敗0S・防御率1.59。
■広島・大竹-ソフトバンク・寺原
大竹は今季5試合に先発して3勝1敗0S・防御率2.04。寺原は3試合で1勝2敗0S・防御率4.66。
※引用しました。