◇セ・リーグ 阪神―広島(2013年8月14日 京セラD)
問題の場面は0―5の3回。1死満塁で打席に入った4番・マートンが0ボール1ストライクから大竹の投じた外角低めを見送ったが、ストライクの判定に激高。良川球審に激しく詰め寄った。慌てて和田監督、福留らナインが止めに入ったが、退場処分に。京セラドームは騒然とした雰囲気に包まれた。
ベンチに下がってからも腕を突き上げながら良川球審に向かって叫び続けたマートン。代打の今成が押し出し四球を選んだものの、続く新井が三ゴロ併殺に倒れ、この回は1点を返しただけだった。
※引用しました。
プロボクシングWBC世界バンタム級王者の山中慎介(30)=帝拳=が4度目の防衛から一夜明けた13日、都内の帝拳ジムで会見。12日のダブル世界戦で160秒のKO劇を演じた強打者は、今後の対戦相手を現役王者か元王者の強豪に限定する希望を明かした。初防衛に成功したWBC世界フライ級王者の八重樫東(30)=大橋=も、横浜市内の大橋ジムで会見した。
初防衛から一夜明け、八重樫の顔はやっぱり腫れていた。試合直後は何ともなかったが、徐々に「涙がボロボロ止まらなくなった」ため病院へ。挑戦者ブランケット(メキシコ)のパンチに加え「丸刈り頭をジョリジョリ押しつけられた」ため、左の眼球がすりむけた状態になったという。
試合後はテレビ生出演のため東京・汐留の日本テレビまで行ったが、「あまりに痛くてタオルを投げた」と直前で出演キャンセル。それでもミニマム級では果たせなかった初防衛をクリアし「ホッとした。生き残れたことが収穫」と語った。
V2戦は、地元・東北開催のプランもある。相手は同級1位のソーサ(メキシコ)か、元WBAフライ級王者で同級2位のコンセプシオン(パナマ)が濃厚。15日に岩手県に帰郷し、家族水入らずの夏休みを過ごす。
※引用しました。
◆15日の予告先発
◇セ・リーグ
巨人・沢村―DeNA・藤井(東京D)
ヤクルト・石川―中日・山本昌(神宮)
阪神・スタンリッジ―広島・中村恭(京セラD)
◇パ・リーグ
西武・西口―ソフトバンク・大場(西武D)
ロッテ・渡辺―楽天・則本(QVC)
※引用しました。
第95回全国高校野球選手権大会第7日は14日、甲子園球場で2回戦を行い、第4試合は史上7校目の大会2連覇を目指す大阪桐蔭が4―3で日川(山梨)にサヨナラ勝ちし、3回戦に進出した。
大阪桐蔭は1点を追う6回、3四死球で無死満塁とし、5番・香月のゴロを二塁手が後逸する失策で2者が生還し逆転に成功。その後、バント失敗と三直併殺でチャンスをつぶしたが、7回には峯本、高木の連打で1点を追加し、リードを2点に広げた。しかし8回に1点を返され、9回には2死から守備の乱れが出て3―3の同点に。それでも延長10回、1死一、三塁から7番・福森が右前にサヨナラ打を放ち、試合を決めた。
日川は2回、4番・山形の右越え二塁打を足がかりに、佐野拓がカウント2―2からスクイズを成功させて先制。逆転を許したが8回に水上の適時打で1点差に迫り、9回には2死二塁から山本のゴロを二塁手がお手玉する間に二走が生還し、土壇場で試合を振り出しに戻した。しかし、最後は6回途中からリリーフした長身エースの山田がサヨナラ打を許し、2回戦で姿を消した。
※引用しました。
(セ・リーグ、巨人7-10DeNA、15回戦、巨人12勝3敗、13日、東京ドーム)負けたってマジック減-。巨人は13日、DeNA15回戦(東京ドーム)に、7-10で逆転負けを喫した。高橋由伸外野手(38)が八回一死から東京ドームでの巨人通算2000号となる3号ソロを放つなど打線は4本塁打で粘りを見せたが、投手陣の大量失点が響いた。1分けを挟んだ連勝は「5」でストップしたが、2位阪神が広島に敗れたため、優勝へのマジックナンバーは1つ減って「36」。G党のみなさん、肩を落とさないでくださいね。
東京ドームのボルテージが最高潮に達した。一発が出れば同点となる九回二死二、三塁。だが、長野はあえなく空振り三振に倒れた。それでもG党にため息や失望感はない。最後まで相手を追い詰めた原監督は、1敗に価値を見いだした。
「トータル10失点。ちょっと重いね。しかし、粘り強く、あとの投手も含めて、攻撃陣も含めて粘り強く戦っている」
先発の内海が5回8安打5失点で5敗目(9勝)を喫した。3番手の高木京の乱調、二塁で途中出場したD2位・大累(道都大)の失策。反省点は多いが、指揮官にグチはなかった。「明日につながる」と攻撃陣の粘りを最大限に評価した。
事実、5失点した七回から反転攻勢に出た。七回に村田が20号3ランを放てば、八回には高橋由が東京ドームでのチーム通算2000号となる3号ソロ、ボウカーの10号ソロで一気呵成に攻め立てた。高橋由は「その前になんとかしないといけない。甘い球もあった」とメモリアル弾よりも、好機で2三振した打席を反省した。マジックが点灯してなお、ナインは目先の1勝にこだわり続けている。
この日は実現できなかったが、首位を独走する強さのキーワードに逆転がある。今季62勝中、逆転勝利は両リーグ最多の30回。内海を5回で見限り、代打攻勢を仕掛けるなど、原監督も執念を見せた。1試合4本塁打を放った打線の粘り腰は、そんな指揮官の意志の表れだ。
「全員でやるしかない。みんなで戦っていかなければいけない」
原監督は厳しい姿勢を崩さない。2位阪神が広島に敗れたため、優勝マジックは「36」に減った。無抵抗での敗戦は許されない。眼下の敵にも、じわりとプレッシャーをかける熱き一戦だった。
※引用しました。
独走状態の大ヒットドラマ「半沢直樹」。いよいよ“後半戦”に突入し、平均視聴率も30%の大台をうかがう勢いだが、素朴な疑問がある。なぜ、いわゆる「主題歌」がないのか――。
過去の高視聴率ドラマは大抵、主題歌も話題になっていたりする。相乗効果で、ドラマの数字も伸びていた。古くは90年代の「101回目のプロポーズ」がCHAGE&ASKAの「SAY YES」、キムタク主演「ビューティフルライフ」(00年)ならB,z「今夜月の見える丘に」、最近なら「家政婦のミタ」(11年)が斉藤和義「やさしくなりたい」などなど。
で、TBSに聞いてみたら、「重厚感のある音楽で皆さまにドラマの世界を感じていただきたいと思い、服部隆之さんに音楽をお願いいたしました」(伊與田英徳プロデューサー)とのこと。
それに演出の福澤克雄氏は、半沢直樹と同じ日曜劇場「華麗なる一族」(07年)でも、服部氏の音楽を使っていた。確かに、チャラチャラした主題歌、挿入歌がないほうが、重厚感もテンポも出る。芸能評論家の肥留間正明氏が言う。
「これまでのドラマは、レコード会社とタイアップするなど、主演俳優の曲を主題歌にしたものが多かった。しかし、半沢直樹はそうした制作サイドの都合ではなく、視聴者のためのドラマ作りにこだわっている。それが功を奏したのだと思います。主題歌がないことで、一見地味ながら実力派俳優たちの演技をしっかりと見られるし、引き込まれていく。裏のない『正統派ドラマ』だからこそ受けているのです」
10代、20代なら悲しいシーンでお涙頂戴の挿入歌にグッとくるのかもしれないが、半沢は大人相手のドラマだ。それに、海外のサスペンスドラマのように展開が速いから面白い。ドラマの内容とまるで関係ない、間延びした音楽が流れていたら、堺雅人の小気味よい演技も殺していた可能性がある。最近は、アメリカのTVドラマにも主題歌がないケースが多い。
さらに、心理学博士の鈴木丈織氏はこう指摘する。
「特定のシーンで主題歌が流れないことによって、それぞれの視聴者が自分のタイミングでドラマの盛り上がりを体感できます。感動や憤りを覚える場面が人と違っても問題ないし、ストーリーについていろいろと考えたり、登場人物との連帯感を作り上げる効果もある。もちろん、主題歌があることによる感動も大きいが、主題歌がない方が自らの体験をドラマと重ねやすく、高揚感が強く長く継続する可能性があります」
この先、半沢の手法をまねるドラマが続出するかもしれない。
※引用しました。